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Channel: 現場にアタック – TBSラジオ FM90.5 + AM954~何かが始まる音がする~
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「おせち」で見える、いまの日本事情・・・・

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もうすぐ、お正月・・・といえば「おせち料理」ということで・・・きょうはそんな「おせち」でも、進化したおせち事情について、12月26日TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」(月~金、6:30~8:30)の「現場にアタック」で志田ディレクターが取材報告しました。

 

 

まずは、こんなおせちの登場!楽天株式会社の千葉広菜さんのお話です。

★「クリスマスおせち」に「だけおせち」そして・・・「オフィスおせち」?

お肉だらけの「だけおせち」

1人1重の「オフィスおせち」

楽天株式会社の千葉広菜さん
今年は「クリスマスおせち」と「だけおせち」です。「だけ」は好きなもの「だけ」で作ったおせちです。お肉だけとかマグロだけとか、わりとユーザーの反応もよく販売してます。もう一つが「オフィスおせち」というもので、こちらは年末よりも年始に、企業の新年会などで、ランチにおせちを食べたいという要望があったことから1人1重で、豪華なランチのお弁当みたいな形でおせちとして食べて頂けるものとなっています。

ここだけで3つの「おせち」が登場しました!

1つ目は「クリスマスおせち」・・・今年は終わりましたが、クリスマスに友達と食べるおせち▼もはや年内におせち・・・年明けに食べるイメージのおせちでしたが・・・クリスマスでも人気なんです!

そして2つ目は「だけおせち」・・・好きな食材「だけ」をセレクトしたおせち▼マグロなら、マグロ・マグロ・マグロ…それでもおせちなんでしょうか? と思ってしまいましたが、ちゃんとお重に入ってるので、見た目はちゃんとした「おせち」です!

3つ目の注目すべきは「オフィスおせち」▼新年の仕事始めに、会社でみんなそろってランチに一人ずつおせちが人気・・・といった、まずは、キャッチーなタイトルなどで、色んな時期にも対応可能にした「おせち」でした!

続いては、こんな進化系おせちです!メディカルフードサービス株式会社の松島達人さんのお話です。

★「バナナ」でつぶせる「おせち」!?

バナナで簡単につぶせる「MFS手作りやわらかおせち」

メディカルフードサービス株式会社の松島達人さん
MFS「手作りわらかおせち」というもので、歯がない方とか、飲み込む力が、すごい弱いかた向けにお正月の雰囲気を楽しんでもらうために開発したおせち料理です。「バナナ」でつぶせるくらいの柔らかさで、例えば、弾力のある黒豆とか、
ごりごりした里芋だったり、プリプリしたエビやホタテも滑らかに「舌」でつぶせるくらいのレベルの柔らかさに加工されてます。

とにかくやわらかいおせちなんですが・・・

見た目は普通のおせちと一緒!中身も、黒豆・栗きんとん・伊達巻・エビ、銀ダラ西京焼きなど豪華!お値段1万5000円+税。なんですが、すでに完売(お試し弁当などはネットで販売していますので、メディカルフードサービスをチェック)

人気の秘密は、特許技術を使って、酵素を使うことでカタチそのままに柔らかく加工できるんです。主に「介護食」向けで、普通介護食はペースト状・切り刻んでるものが多いから、嫌いな人が多い。そんな中で、やっぱりお正月には、家族と一緒に同じものを食べたいという声から開発したおせちなんです!

そして、続いては、こんなおせちです!ドッグダイナー株式会社の石田真彩子さん話です。

★ペット用のおせちは超豪華!

ペット向けのペットおせち

ドッグダイナー株式会社の石田真彩子さん
ドッグダイナーでは、犬中心なんですけども、猫も食らべれる「ペット全般対応のおせち料理」です。例えば骨まで食べられる鯛とか、骨まで柔らかく煮込んで、見た目は普通の鯛ですが、犬が食べても全部食べられる、しっぽまで食べられる鯛を入れたり、あとはラム肉を入れたり、お魚をかまぼこにしたり、鹿肉のステーキ、あとは栗きんとんじゃないけど、一瞬栗きんとんに見えるけど、お芋とかぼちゃをつぶしてつくった栗きんとんとか、見た目は人用とは同じなんですけど、犬用(ペット用)にアレンジしています。

かなり豪華!二段タイプのお重は、鯛二匹に煮物も色鮮やかに入ってます!犬用なので、味付けはせず、犬が食べてはいけないものは入ってません。なので、カロリーも控えめなので、実は人間が食られるので、ダイエットにもいいんです(ただ、味は何もついてませんのでお醤油など必要かも)

お値段は1段タイプ=6200円+税、2段タイプ=1万2800円+税で、こちらもネットで販売(売り切れかどうかは、ドッグダイナーをチェック)。ペット用にしては結構高いな、と思ったんですが・・・

というのも・・・犬用だからといって手は抜いてないんです。漁港と契約して、水揚げしてすぐ魚を特製の水槽で生臭さをとり、すぐ裁くから、鮮度もばっちり!実は、人より手間暇かかってるんです。少子高齢化で、お年寄り家庭急増=ペットと一緒におせち料理ニーズで大人気!・・・

ということで、おせち以外にも「年越しそば」「お雑煮」「恵方巻」に「丑の日の犬用のうなぎ」などもあるんです!

と、ここまでで、それぞれのニーズにあわせた「おせち料理」が登場してきましたが・・・では、こうした「おせち料理」などの日本の風習について、世間一般的には、いま、どういったイメージを持っているのか?最後に、幅広い人たちに「おせち料理」のイメージを聞くとこんな傾向が出てきました。

★「おせち関心ない」「時代時代の変化アリ」「伝統は守れ!」

 

20代男性
20代前半です。あんまり食べない。会社で食べてねってあったら食べます。やっぱりコンビニとかも営業してるので、普通に買えちゃうし、おせち料理の必要性は感じてないかな」

 

50代女性
55歳です。毎年おせち料理を食べるのが当然だと思ったが、面白いと思います。クリスマスだのなんだの、時代時代で合わせていけばいいと思う。グローバルの時代だから!」

 

70代男性
75歳です。そういう伝統の意味合いを教えていかないといけないと思ってる。それなりの理由があって残ってる。だからそれを無視するのはいかがかと思う。おせちはお家で食べるもの。お正月に料理するのが大変だからやるんだから。オフィスでやる必要は全くない。それから除夜の鐘は12時=真夜中で決まり!年賀状はしょうがない。メール年賀にした。その方が安い、31日まで作れること。意味合いは同じですから、媒体がはがきなのか、メールなのかの違いですからね。」

 

みなさん若い人はおせちには「受け身」の姿勢で、「会社であれば食べる」派が多かったです。

そして、50代の女性は、進化型のおせちは受け入れるタイプ。時代に柔軟に対応するのもアリじゃないかという意見。

そして、最後の70代の方は、伝統を守れ!というタイプ。話がおせち料理以外に発展しましたが、除夜の鐘は、最近昼につくお寺があって、その話などの日本の伝統に広がりました!(背景に、騒音問題など色々な理由があるが・・・お父さんは「除夜」なんだから「夜」だというタイプでした)

年代別におせち料理のイメージは、まったく違うことがわかりましたし、時代時代の変化に、おせち料理も変化していて、そこからいまの日本事情が見えてきました。


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