GW4日目。まだまだ連休は続きますが、今日は、ネットで話題のスポットについてです。連日、高速道路や観光地は混雑して行列ができていますが、意外なところが人気になっているということで、お話を聞いてみました。4月30日TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」(月~金、6:30~8:30)の「現場にアタック」で取材報告しました。
まずは「貸し会議室」。大阪にある貸し会議室が話題となっています。なんば御堂筋ホールの支配人の大平 貴士さんのお話です。
★GW限定「お父さん預かりサービス」!?
- なんば御堂筋ホール支配人 大平 貴士さん
- 「なんば御堂筋ホールは、大阪の難波駅直結の立地にあります。普段は貸し会議室の運営をやっていますが、GWはほとんど会議室の利用がない。そこで、空いてる会議室を休憩スペースとして開放したら喜ばれるのではと実施してみました。ネットでは「お父さん預かりサービス」と呼ばれていて、お母さんは休憩スペースにお父さんを預けて、ゆっくり買い物を楽しんでください、お父さんもゆっくりしていってくださいとしてキャッチコピーをつけた。」
こちらのホールは、例年買い物客や観光客の荷物を預かるサービスをやっていましたが、今年のGWから、連休中限定で荷物に加え「お父さんも預かる」というサービスを始めました。
例えば、お母さんがゆっくり買い物をしている間、お父さんがここで休憩したり、お母さんと娘さんがコンサートに行っている間、お父さんがここで休憩したりするいわゆる「休憩所」。料金は1時間500円、フリータイムで1000円。荷物を置く場合は1日500円!
★ドリンクコーナーからゴルフシュミレーションまで!!
しかもこの休憩所、お父さんのためのグッズが充実しているんです。
- なんば御堂筋ホール支配人 大平 貴士さん
- 「例えばドリンクコーナー、仕事ができる自習スペース、漫画コーナー、寝られるスペース、大型スクリーン、お父さんの趣味のゴルフシュミレーション。声を聞いていると、難波の真ん中にゆっくりできる場所があるのはありがたいとか、家で仕事ができないのでここでパソコン作業しにきましたとか。想定外でビックリしてます。」
貸し会議室といっても、会議や合同企業説明会、大学の入試も行われる大きな会議室。家族サービズに疲れたお父さんにために、くつろげる内容になっています。
ちなみに昨日の利用客は、お父さんと荷物合わせて200人。連休が終われば、貸し会議室に戻りますが、今後大阪以外にも広まっていくかもしれません。
★「廃墟」、根岸競馬場の跡地
続いて、GWの人気穴場スポット。2つ目は横浜にある「廃墟」です。馬の博物館 荒井 潤さんのお話です。
- 馬の博物館 荒井 潤さん
- 「こちらは根岸競馬記念公園 馬の博物館、1976年にオープンした施設です。昔は根岸競馬場と言って、日本で初めてできた本格的な競馬場の跡地で競馬場のスタンドの一部がそのまま残っている。横からと後ろからは近くにいける。競馬好きな方、廃墟が好きな方には、惹かれる建物が残っていてご覧いただく方が増えている。」
JR京浜東北根岸線 根岸駅から徒歩20分、根岸森林公園の中にある根岸競馬場跡地。幕末から1942年まで賑わった日本初の洋式競馬場で、ここが穴場スポットとして人気ですまだ競馬場の一部が残っていて、中には入れませんが目の前までいけます。
そして、もうひとつの魅力は広大な緑の芝生。かつて根岸競馬場の馬場だったエリアは、現在一般に開放されていて、横浜でも大きな自然を感じることができ、この公園には11頭の馬がいて2頭がサラブレット。乗馬を体験することもできます。それも、天皇賞(春)を勝ったマイネルキッツと、中山グランドジャンプを勝ったマイネルネオス!
ではみなさん、なぜここに来るのか?根岸競馬場跡地に遊びに来ていた方に聞いてみました。
★連休中に、なぜここへ?
- ●「兄がこちらに住んでいて甲府からきました。素晴らしい公園で歴史があって昔は根岸の競馬場があって一回見てみたかったと思っていた(もっと賑わっている場所にはいかない?)もう結構です、並んでご飯を食べたりは結構です。」
- ●「どこ行っても混んでますし、のんびりしようかなと、無理せず。どこ行ってもお金かかっちゃうし。競馬場のなんかなんですよね?一応、見てきました。」
- ●「GWだけどあんまり人がいないと聞いて来ました。穴場だと聞いてて。最初は温泉行こうとしていたんですけど、高いし人も多いので。仕事に疲れた職場の人たちでちょっと非日常をってことで。」
廃墟前と元馬場の広場には昨日も多くの人がいましたが、周りに大きなビルもなく、大自然でとにかく広いので「混雑」という感じは全くしません。お父さん預かりサービスも廃墟のある根岸森林公園も、都会や人ごみにちょっと疲れた人が集まっている、そんなスポットでした。