今週、三越伊勢丹の新社長となる杉江さんが記者会見を開き、「社内の対話を重視し、風通しの良い会社にしたい」と述べました。三越伊勢丹も色々と大変・・・百貨店離れと言われる中、どうやって建て直していくのか?新社長の手腕が問われますね。そこで・・・。
「森本毅郎・スタンバイ!」(TBSラジオ、月~金、6:30-8:30)7時35分からは素朴な疑問、気になる現場にせまるコーナー「現場にアタック」!!毎週金曜日は金曜日恒例サラリーマンの声!!今日3月17日(金)はレポーター近堂かおりが『お気に入りの百貨店はどちらですか?』をテーマに街でお話を伺いました!
★ないよ!行かないもん!
- ●「全くない。百貨店でしょ?ないない。どうしてって、あんまり行く機会がない。買い物はもう別なところだね。百貨店以外。例えば、まあ、あんまり買い物しないからな。この年になってね。」
- ●「あんまりないね。量販店が多いからじゃないですか、色んなね。あとはネットとかでも買えるじゃないですか。あんまり欲しいモノもないしね。」
- ●「行かないもん、百貨店。全然行かない。買うものがないもん、今。大体、ゴルフのウェアとか買う時もアウトレットへ行って買ってる。行ってないね~、デパートはトイレ借りるくらいかな。」
やっぱり、百貨店離れなんですね~!まず第一に購買意欲があまりない!そして、アウトレットやインターネットで安く買えちゃう・・・こうなると百貨店は厳しいですよね。子供の頃は屋上で遊ぶことが出来て、夢の場所だったというお父さんが大勢いたのですが・・・。一方で、こんな声もありました。
★高島屋・伊勢丹・・・。
- ●「高島屋ですね。日本橋かな。サービスがいい。デパ地下なんかもちゃんと包装してくれて自分でやらなくて全部やってくれる。」
- ●「高島屋さんですかね。地元が埼玉で大宮なんですけど、私は使わないんですけどカミさんがよく使ってますね。昔から、親の代からというのがあるようですよ。
背広はみんな高島屋さんですね。」
- ●「伊勢丹。名前がいいい、伊勢丹っていうの名前が。神戸なんですけど近くにあります。元々出張でこっちに来てそれでたまたま行ったのがキッカケなんですよね、伊勢丹新宿の。やっぱり東京は違う、その中でも伊勢丹は違うと。伊勢丹はたぶん別格じゃないですかね。」
- ●「新宿の伊勢丹本店。やっぱりファッションを先行しているから。伊勢丹はやっぱり色々と研究しているんじゃないかな。新しいモノにすぐ挑戦してるから。バイヤーが勉強してるよね。もう学生の時から行ってるから、もう50年前くらいじゃない。」
ほかにも、三越・京王・大丸・東急・・・などなど名前が挙がりましたが、伊勢丹は強いですね、別格だと。確かに、私自身も、百貨店の中で伊勢丹は一番紳士服が充実している印象があります。新宿のメンズ館は大改装が行われ、2003年に再オープンしましたが、東京地区の百貨店全体における紳士服売り上げの約4分の1を保っているとか。そのメンズ館の立役者が今回辞任することになった大西社長だったわけですが・・・。そんな中、こんな声がありました。
★ぼくは東武デパート!デパートは良い!!
- ●「ぼくはよく東武デパート、近いから。衣料品ですね、やっぱりね。イイやつ、だからやっぱりブランドで質の良いやつ、デザインよりも。見てわかるでしょ、例えばコレ、世界に10着しかないコート。(ナンバリングしてある、10着じゃなく110着)110着。(柔らかい!)こういうものはデパートじゃないと買えないよ。このメーカーの110周年記念で作ったの、世界でね。何て言うメーカーだったかな。あ、ダックス。たぶん30万か40万。このベルトはダンヒル、高いよね。ただ、今日のYシャツはダメだよ。これは何とかってところで買ったから。ダメ、いっぺんで飽きる、一回着たら。飽きる飽きる。それこそブランドの方がイイよね。僕は高島屋でYシャツをいつもあつらえているんだけどさ、たまたま急いで着なきゃいけなくて、汚れてたから、それで買っちゃったんだけど、全然イヤだね。デパートは良いですよ、だから。」
百貨店で買うものは質が良い、と話すお父さん。ダックスは英国王室御用達のブランド。確かに、柔らかいコートでしたよ、世界で110着しかないコートは(笑)。ちなみに63とナンバリングされていました。Yシャツは高島屋、靴は三越、とおっしゃっていましたが、池袋の東武によく行くそうです、近いから。近いと言えば、こんな声もありました。
★お中元・お歳暮をそごうで!
- ●「そごうは行きますけど、それは単に家から近いというだけで。お中元・お歳暮、そのくらい。だって値段の比較なんかしないし、ラクな方がイイ。大宮のそごう。高島屋とか他にもありますけどね、近いから。いや、貰うから返さざるを得なくて。自分としてはもう虚礼だからなくてもいいんですけど、来ちゃうもんだから、来たら返すでしょ。敢えてズラしてね。お中元来たらすぐに返さないで8月に入ってから暑中見舞いにして、お歳暮も来ますから、それもすぐに返さないで1月に入って松の内、お年賀で、そういう形で返してます。貰ったからすぐに出すというのもなんか変じゃないですか。なんで自分から出さないのってなるでしょ。だから敢えてそうしてます。どこでもいいんですけどね、来るのが百貨店から来るから、それをジャスコから返したらちょっとどうかなって思いますよね。」
確かに、お中元・お歳暮は贈るほうも、貰うほうも、百貨店で選べば間違いなし!という安心感はあります。でも、本当は、日ごろの感謝の気持ちを贈るわけですから、ジャスコでもいいんですけどね・・。なかなか微妙なところです。ただ、お中元・お歳暮を贈る風習が減少している最近の事情もあります。百貨店を取り巻く環境は依然と厳しい。生き残る道はあるのでしょうか??