今、話題の映画「君の名は。」ご存知ですか??新海誠監督の長編アニメーション。この興行収入が145億円を突破!全国映画動員ランキングでは7週連続1位に!舞台となった岐阜を訪れる人がいたり、原作小説が売れていたり、リピーターが続出したりと社会現象ともいえるブームになっています。そこで・・・。
「森本毅郎・スタンバイ!」(TBSラジオ、月~金、6:30-8:30)7時35分からは素朴な疑問、気になる現場にせまるコーナー「現場にアタック」!!本日10月7日(金)はレポーター近堂かおりが『映画”君の名は。”』をテーマに街でお話を伺いました!
金曜日恒例のサラリーマンの声。新橋のSL広場で聞いてきました。「君の名は。を見ましたか?」
★見てない!知らない!
- ●「見てないですね、ごめんなさい(話題になっているのは)知らない。映画なの?そうか、分からない。(アニメ)あそう、ふーん、全然分からないな。」
- ●「何を?(君の名は)知らん。見たこともないし聞いたこともない。」
- ●「知らないです。(映画)あ、あー見てないです、話題になってるみたいですけど、何となく知ってます。いや、でも見ないですね。シン・ゴジラをまず見ないといけないから。」
- ●「全然知らないです(大人気)それは知ってます。もう青春終わりましたから興味ないです。」
- ●「見ておりません。ちょっと年代的にどうかなと思いまして。どっちかというと若い人向けじゃないでしょうか。そういう甘酸っぱい世界から随分離れてるもんですから。」
甘酸っぱい、切ない恋愛モノですから、中高年のオジサマには遠い世界のようです。話題として知ってる人もいれば、全く知らない人もいました。
★見たよ、昔。真知子巻きでしょ?
- ●「見たかな?見てると思うんだけど、ちょっと記憶がない、相当昔だと思う。(それはもしかして)え?そう、真知子さんのほうです。それしか見たことない。今、色々やってるようですけど見たことない。」
- ●「映画ではなく、テレビかなんかの再放送。もう昔だね、だいぶ。君の名はって昔の映画でしょ?違うの?じゃあ分からない。(真知子巻き?)そうそうそれ!」
- ●「最近のやつは見てないです、昔のやつは見ましたけど。(新しいのがあるのは)知ってますよ。人気の映画だとね。不思議だなって思ってます、私は。でも、内容はよく似てるんでしょ?違うの?全く関係ないの?そしたら、その題名ダメだね、付けたらダメだね。なんか関係あるのかな、何か接点あるのかなと思ってた。(表記が違う)表記違っても耳から聞くのは一緒だからね。全く紛らわしい。」
1953年に公開された岸恵子さんと佐田啓二さんの、映画『君の名は』と勘違いする人もいました。この時は真知子巻きもブームになった大ヒット!でしたから、やはりお父さんたちは『君の名は』と言えば、昔の映画の印象が強いんですね。しかし、今回の『君の名は。』は句点(。)が付いていますし、アニメですし、関連性も全くなし!なのですが・・・。
一方で、こんな声もありました。
★これから見ようと思っているよ!!
- ●「いつか見たいと思う。普通はアニメをほとんど見ない、ジブリ作品くらいは見るけど、ただ『君の名は。』はちょっと良さそうなんで一回行ってみたいと思う。」
- ●「見たいと思ってるけどまだ見てません。色んな所で絵がキレイだと聞くし、現実の場所が舞台だから、その絵のキレイなのを見てみたいなと思っただけです。」
- ●「評判だから見ようとしてるけど見てない。興行収入が最初15億円の予定だったのが145億円超えたって?すごいよね。何が皆の興味を引いているのか、そんだけ予定が狂うってことは見込んでいた客層以外の人を取り込んでるってことだからね。それなりの魅力があるんじゃないかと思う。」
評判がオジサマ達にも伝染しているようです。最後のお父さんが言ってるように、公開前の見積もりは15億円だったのが、およそ10倍ですから、これは、”一体、どんな映画なのか?”と興味が沸くのは分かります!
では見た人はどんな感想をお持ちなのか?実際に見たお父さんがいらっしゃいました!
★見ました!!
- ●「なかなか良かったですね。ストーリーがしっかりしてて、バックトゥザフィーチャーみたい。過去に戻って現在と行ったり来たりするから面白いと思いましたよ。別に号泣はしませんでしたけど、再会する時に再会するといいなと思ったら、再会出来たから良かった。(ウルッと)少しね。非常に感動しました。」
- ●「見ましたけど、僕らにはあんまり。入れ替わるのって昔からよくある。そんなに、よくある話。(号泣して大変って)ハンカチ用意してたけど、全然なかった。うーん、僕としては世代が違うと思います。」
- ●「とっても良かったです。あらすじを知らないで見たんで、君の名はって昔の映画のリメイクなのかなって思って見たら、あらすじが違って、すごく意外な惹きつけられるようなストーリーでしたね。号泣まではしなかったけどじーんときました。(ポロッと)いや~そうですね、はい。年配の人でも感動すると思うけどね。」
年配の方でも見てる方はいました。感想は、感動する人、そうでもない人、両論でした。
昭和の『君の名は』と現代の『君の名は。』。この二つの作品に関連性は無いですが、切ないすれ違いの恋物語という類似性は、時代は違えど感動を呼ぶんですね!
(取材・レポート:近堂かおり)
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