麻生財務大臣が発言した「１０万円の給付金が貯金に回った」。これを受けて、ネット上で激しい怒りを買っています。麻生さんの政治家としての資質を問う声が多かったそうです。それにしたって、給付した１０万円、何に使ってもいいじゃないですか！！そこで・・・。
「森本毅郎・スタンバイ！」（ＴＢＳラジオ、月～金、6:30-8:30）７時３０分過ぎからは素朴な疑問、気になる現場にせまるコーナー「現場にアタック」、１０月３０日（金）は、金曜日恒例サラリーマンの声。『あなたが貰った１０万円の給付金、どうしました？』
★１０万円パーッと使ったよ！
- ●「もう買い物をして使っちゃいました。娘にiPhoneを買って、カミさんにトースター、私はギター買っておしまい。５万円位はみ出しました。使えっていう主旨ですもんね。思いっきり使ってスッキリしました。」
- ●「サウナ小屋の一部ですね。サウナ小屋を今作ってるんですよ。ＤＩＹ、家の庭にね。材木だけで１６万６千円、足りないですね。また欲しいですね。」
- ●「旅行に使いましたよ、もう。伊勢神宮。パーッとはいかないですけど、軽くね、行ってきました。ＧＯＴＯも予約しました。」
- ●「主に子供たちに色々買ってあげたり、後は自分の趣味に使いました。カメラのレンズです。値段は５・６万円ですね。元々欲しかったレンズがあったんで、せっかく頂いたしね、お金を回さないといけないと思ったんでありがたく使わせていただきました。」
皆さん、使ってますね！せっかく頂いたので、お金を回そう！と、政府の景気対策に一役買った人達でした。
★いつの間にか消えて無くなっちゃったよ！
そして、こんな方々もいました。
- ●「いつの間にか消えましたね。飲んだり食べたりして、何を買ったか覚えていない。いつの間にか消えた。」
- ●「使った、普通の生活費で使った。銀行の口座に入れて、それで現金で使ったり、カードローンの払いで使ったりするから、特定できない。」
- ●「賃貸のマンションにいるもんで、一応、月１５万円位家賃を払っているから、それで徐々に消えてるのかな。これだから何々に使おうと使った覚えはないけども、自然に使っちゃってるね。」
- ●「１０万円は食費とか日用品とかでちょっと良いものを買って終わりました。家電とか買おうかと思ったけど、それよりも日々の生活の中でちょっとまあ、家を出れないからちょっと良いものを買って家で、とかそういう風にしてる間に１０万円はサラッとなくなった感じですね。」
日々の生活費に消えていった人たちの声でした。使ったことには変わりないのですが、１０万円使ったよ！コレ買ったよ！というのではなく、徐々に徐々に減っていき、いつの間にか消えていた。こういう方は多いのではないでしょうか？
★使わずに取っておいてるよ！
ただ、一番多かった声はコチラでした。
- ●「全部、子供の貯金にしました。まだ小さいんで将来ためにと思って貯めました。」
- ●「まだ使ってないです。外出たりあまりしてないので、使い道がまだないっていうだけですね。何か買おうかと思ってるんですけど、まだそこまでに至ってない状況。」
- ●「とりあえず貯金に回しました。子どもの進学にお金がいるので。受験の仕方も結構変わってきているので問題があるんだけども、だから交通費とかでも親としては出さないといけないし、自宅にいるのが増えているので生活費が結構、電気代とか光熱費が増えてきてるんで、その分の負担があるんで何とかしなきゃいけないなと思ってそういう形をとってます。」
- ●「まだ使ってないです。とってあります。外に出るリスクもあるんで、そこは抑えようという意味で家族で我慢しているところ。またこれから寒くなってきて前よりひどい状況があったありとかした場合にどうなるか、分かりませんから、あえて無理に使う必要はないかなと思っています。」
使わずにとっておいている方々。皆さん、色んな思いがありますよね。この先、何が起こるか分かりませんしね。今回、
- 「１０万円パーッと使ったよ」という人が３０％
- 「いつの間にか消えてなくなっちゃったよ」という人が３０％
- 「使わずにとっておいてるよ」という人が３０％
という結果になりました。
ちなみに残り１０％は「子どもにあげた」という人たち。若い世代は大変だから、ということでした。
１０万円の給付金は、それぞれの人が有効に活用してもらえればいいですよね。
近堂かおりが「現場にアタック」で取材リポートしました。