新型コロナウィルスの感染者増加に伴い、益々「換気」に関心が高まる中、その換気にまつわる商品が売れています。7月22日TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」(月~金、6:30~8:30)の「現場にアタック」で取材報告しました。
まず1つ目は、変わった名前の商品。三協アルミ住宅商品部の角谷千映さんのお話です。
★手間いらずの後付け網戸
- 三協アルミ住宅商品部 角谷千映さん
- 「「てまノン網戸」は、玄関の内側に取り付けて頂けます。「手間いらず」をイメージして付けたネーミングになっています。コツさえ覚えてしまえば女性の私でも簡単に取り外すことができますので、手間いらずってことで「てまノン網戸」っていう風にネーミングさせていただきました。元々玄関のこもりがちな臭いとか、何とかしたいなというお客様のニーズがあるということは聞いておりましたので、そういった商品を検討しておりましたところ、コロナっていうものがやってきたといった形になります。当初の予測数よりも、かなり上回って注文が入ってるという状況で、大変ありがたく思っております。」
こちら玄関に後付けできる網戸です。

「てまノン網戸」(三共アルミ公式サイトから)
以前から、玄関の網戸はありますが、こちらはリフォーム業者の施工自体も1時間程度で簡単に終わります。その後、お掃除などで取り外したい時は、女性1人でも簡単に外せるので、手間が要らない「てまノン網戸」ということでした。

フックを外すように簡単に取り外し可能(三共アルミ公式サイトから)
換気するときは、網戸をしたまま、ドアを防犯用のドアフックなどに引っ掛けて少し開けておくだけ。

こんな感じで換気可能!(三共アルミ公式サイトから)
お客さんや、宅配業者が来たときは、網戸をサッと左にスライドさせると、アコーディオンカーテンのようにまとまって、出入りも簡単。

出入りする時も簡単です(三共アルミ公式サイトから)
お値段は、35000円から。施工料は工務店によりますが、2万円くらい。決してお安くないですが、元々は、玄関の消臭などを考えたそうですが、新型コロナで換気への関心が高まり、6月に発売した所、注文が増えているそうです。
まさに新型コロナの「換気需要」ですが、換気関連では、今、こんな商品も売れているようです。ライオンケミカル総務部の宮崎敦司さんのお話です
★売れまくりの蚊取り線香
- ライオンケミカル総務部 宮崎敦司さん
- 「全体的に殺虫剤の購入者が増えておる状況で、蚊取り線香などは、前年度に比べると、やはり3割増しぐらいで売れている状況でして、本当に作っては出し、作っては出しと、ひたすら毎日作り続けているという状況ですね。コロナの影響で、定期的に換気されるということが必要になってきますから、そうなってくると、やはり窓から虫が入ってくると言うことで、今、あの雨の量も例年に比べると多いというところで、雨が止んだ後も水たまりが長期間残っているということも多いと思いますので、そういった水たまりに、蚊とかヤブ蚊が発生するということは、例年に比べると、やはり多いのではないかな、と思います。」
今年の梅雨は雨が多く、東京の6月の降水量は平年に比べ3割増し。宮崎さんは、水たまりが長期間残って、そこから蚊が発生しやすかったとのでは、ということでした。
蚊は、猛暑の夏より、今くらいの気温の方が活動的になるため、その結果「作っては出し、作っては出し」で、売り上げも3割増し!

こちらが定番の「ライオンかとり」(ライオンケミカル公式サイトから)
実は、ライオンケミカルでは、電子マットやリキッド、ワンプッシュ型の蚊取りグッズもあるのですが、なぜか蚊取り線香だけ伸びているそうで、宮崎さんは「自宅にいる高齢者が多いので、昔からの定番が売れている、あるいは、香りの種類も増えているので、お香感覚で楽しめるからでは?と推察していました。

ローズとリーフの2つの香りも(ライオンケミカル公式サイトから)
そして、もう1つ、今年、売れているものがあるそうです。再び宮崎さんに伺いました。
★ペット用の蚊取り線香!?
- ライオンケミカル総務部 宮崎敦司さん
- 「ペットを飼ってらっしゃる方もいらっしゃいますので、ペット用の蚊取り線香ですね、かなり今品薄状態で、なるべく増産をかけているという状況です。昔ながらの製法で、化学的なものを使わないで作っている、天然タイプの蚊取り線香がありまして、それが、煙の量とか香りが抑えられているので、匂いに敏感なワンちゃんとかでも、気にすることなくお部屋で使っていただけるものになるので、初めて知ったということで、今年から使わせて頂きますというような形で、購入されている方が増えている、そういった現象が起きていると思いますね」
やはり家でペットと過ごす時間が増えた今だからこその傾向ということでした。

レトロなパッケージの「ペット用」天然素材で安心!(ライオンケミカル公式サイトから)
では効果的な使い方はどうなのか?宮崎さんは、やはり風上において、循環するようにするのが良いと、アドバイスいただきました。