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Channel: 現場にアタック – TBSラジオ FM90.5 + AM954~何かが始まる音がする~
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待てない現代人。それを狙ったお店も登場

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今回は変化してきている「お買い物事情」に注目。9月5日TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」(月~金、6:30~8:30)の「現場にアタック」で志田ディレクターが取材しました。
 

「待てない現代人。それを狙ったお店も登場」http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20190905073253

radikoで放送をお聴きいただけます(放送後1週間まで/首都圏エリア無料)

 

まずは最近、こんなお買い物に関する調査結果が発表されました。株式会社オールコネクトの竹内真治さんのお話です。

★店舗で待てるのは「30分」が限界

株式会社オールコネクトの竹内真治さん
20代~50代の男女、合計500名に、店舗での購入で待っている時間は、何分かといったような調査をしました。約75%の方が「待ち時間は30分までしか我慢できない」という回答が出ました。簡単に、服を買うのでも、店舗に行って、レジで並んでというのをせずに、いま、インターネットで全て購入できてしまうので、それも、別のことをしながら待つので、待ってる実感は、なくなってきてるのかなと思います。

「買い物での待ち時間が「30分までしか待てない」背景には、スマホ・ネットショッピングの台頭があるということです。スマホで買い物するときは、すぐに商品を選んでポチだけで買えちゃう。だから、リアル店舗で、レジで待ちながら買い物をすることがおっくうになってきて、その結果、リアル店舗では「30分」が待てる限界という事になっているというんです。

・・・ということで、街のみなさんの「お買い物待ち時間」を調査!本当にみなさん、そんなに待てなくなってきているのか、調べてみると、こんな結果が出てきました。

★30分も待てない人ばかり

男性1
5分はギリ耐えられます。10分はきついっす。ご飯だとお腹すいたら、耐えられないので待てないです。別にいっぱい並んでたら、次違うのと思ってスマホでネットで調べたら出てくるから、違うお店行けるから、待てない

女性1
行列にひかれない、全然並ぼうと思わない 遊園地でも、タピオカでも、ケータイショップでも。並ぶのがめんどくさい。」
男性2
20分くらいですかね。食べ物屋さんに並んだりとか、バス待ち時間なら20分くらいなら待てるかなと。本当に、ドンキとか行って、すぐ必要なやつだけ買ってそのまま帰る。レジはできるだけ少ないところを選ぶ。早く帰りたいから。
女性2
でも並びたくないなー、1時間、あーでも、1時間並びたくねーなーもう。すごい食べたかったら30分待つけど、どうでもよかったら10分もいれない。(タピオカとかすごいブームじゃないですか)もう並ばないです。(それは待つのがめんどくさいから?)それもそうだけど、好きじゃない・・・もう立ってるのがつらい、(お年じゃないですよね?)20歳ぴったり

なんと、調査したところ、30分どころか、みなさん待つのは全然ダメ・・・並ぶくらいならスマホで違う店を選んで別に行く。リアル店舗でも、スマホが影響して、待てない状況を作っていたんです。

という風に、街のみなさん、並びたくないし、レジ待ちなんてもってのほか!といいながら、外で買い物はしている。不思議だなと思って聞いてみると、レジ待ちはしたくないけど、リアル店舗に来ている理由は、こんな買い物方法をしていたからだったんです。

★レジ待ち嫌!リアル店舗でネット通販!

女性1
なんかお店で、この服カワイイってなって、で、家でネットで頼んでます。実物見とかないと、返品とかめんどくさいから、遊んでるときに、ちょっと見て、これいいなってちょっと合わせてから、即決しないで、家で買うネットで。
男性1
家電、一応見ますね。いろんな店舗とネットを見ますね。(リアル店舗にいながら)ちょっと離れてから、その場で見るのは、心苦しいというか失礼かなーて。ちょっと、どっかお茶しながら見て(店舗より安ければ)ネットで買います。
男性2
洋服のお店に行って、そこから、またネットで安く買うみたいな。商品を見に行って、で値段を見て、ネットの方が安く買えるみたいな。片手にケータイ持って、洋服をながめる感じ

みなさん、お買い物を極めてました!リアル店舗で試着、触ってみて、でその場でネット通販・・・

いま、この買い物の方法、結構流行っていて、「ショールーミング」というんです。実店舗をショールーム代わりに「品物を触って確認」して、購入は安くネットでという買い方だからショールーミングと呼ぶんですが、こうなってくると、リアル店舗は試着・お試しの場で終わってしまい、ネットショッピングになかなか勝てない。

そんな中、リアル店舗で、このショールーミングを活かしたお店が登場!先週オープンしたばかりの、「ビックカメラ・イトーヨーカドーたまプラーザ店」は、今までのビックカメラとちょっと違うんです。どういうことなのか?店長の高木秀行さんのお話です。。

★値札から「サイトへGO」

ビックカメラ・イトーヨーカドーたまプラーザ店 店長 高木秀行さん
今回の新しい取り組みとしては、電子棚札にスマートフォンをかざしていただけると、その商品情報がビックカメラドットコムのサイトで御覧いただける機能を導入しました。ネットで商品情報やクチコミ等は、御覧いただくお客様が非常に多いんですが、やっぱり実際に触ってみて、体感してみてというお客様が多くいらっしゃいますので、そういったお客様にまず触っていただくために、我々リアル店舗がございまして、さらに購入する際には、店頭でお支払いいただくだけでなくて、ネットショッピングも大切ですので、お互い融合させながら進めております。

リアル店舗の電子棚札からスマホへGO

もう店舗の中で堂々とネットショッピングしていいよという仕組みを作っちゃったんです!さっきお茶しにリアル店舗を離れた男性、もうしなくていい!

このお店では、全商品に「電子棚札」がついているんですが、この電子棚札は、電子化された値札のことで、スマホでビックカメラのアプリを立ち上げて、スキャンボタンを押して、スマホを商品の値札に近づけると、無線通信でビックカメラの通販サイト「ビックカメラ.com」の、値札の商品画面がすぐに表示されるんです。

検索の手間なく購入者の口コミなどを確認できるので良し悪しがわかり、通販の注文・決済もその場でできるんです!

リアル店舗にレジもありますが、そのままネット購入すれば待ち時間なし!

実は、いまこうしたカタチでリアル店舗で、試してネット誘導させる店舗としては、「GU」も出店、さらに眼鏡専門店「JINS」も期間限定(今は終了)で実施するなど続々と増えてきているんです。

みんなが待てない現代、待たせないビジネスで逆転を狙おうと各社色々な取り組みをはじめていました。


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