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Channel: 現場にアタック – TBSラジオ FM90.5 + AM954~何かが始まる音がする~
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変わる「飲み放題」のかたち ~丸亀製麺、石垣食品、コロワイドの場合~

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暑いこの時期、ビールやお酒の「飲み放題」を利用されている方も多いかもしれませんが、8月28日TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」(月~金、6:30~8:30)の「現場にアタック」では、ちょっと変わったところがやっている飲み放題や変わったかたちの飲み放題を取り上げました。

変わる「飲み放題」のかたちhttp://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20190828073125

radikoで放送をお聴きいただけます(放送後1週間まで/首都圏エリア無料)

 

まず、あの大手うどんチェーンが試験的にまたやっている飲み放題。トリドールの宮林里美さんのお話です。

★丸亀製麺「平日17時以降限定、30分の飲み放題」

トリドールの宮林里美さん
丸亀製麺では、平日の17時以降になるんですけれども30分一本勝負で1000円から1200円まで3段階となる飲み放題をしております。こちらは30分一本勝負になりますので延長とかはちょっとできないんですけど、飲んで頂けるドリンクは生ビールとレモンサワーとハイボールで、値段が1000円のものに関しては、今お伝えした飲み物と、天ぷら、いなり、おむすびとかから3品お好きなのを選んで頂けるような仕立てになっております。3年ほど前から開始はしてるんですけれども、今日(※2019年8月28日)現在においては都内8店舗と大阪に1店舗で実施しております。
ディレクター
うどん屋さんは何で飲み放題? かなり安いですが、原価割れしない?
トリドールの宮林里美さん
丸亀製麺はやはりお昼の時間帯の方がお客様がたくさん来て頂いていて、夜の時間というのはやっぱり昼に比べると少し少ないんですね。少しでもちょい飲みで丸亀製麺楽しんで頂ける方法がないかっていうことで挑戦をしています。確かに非常に厳しい値段で設定でもあるんですけれども、またシメのうどんもご用意してますので是非おうどんまで食べていただけたらとても嬉しいです。

トリドールの宮林里美さん。丸亀製麺の飲み放題について伺いました。

通常、居酒屋の飲み放題は120分とか、短くても60分とか90分ですが、こちらはあくまでうどんのお店なので30分でサクッとちょい飲みの飲み放題なんです。

丸亀製麺では、3年前から試験的に一部の店舗でやっていて、2019年8月28日現在、都内、そして大阪の以下の丸亀製麺の店舗に広がっています。

  1. ハマサイト店(8月31日終了予定)
  2. 日比谷帝劇ビル店
  3. オペラシティ店
  4. 六本木ティーキューブ店
  5. 新宿三井ビル店
  6. 新宿文化クイントビル店
  7. 渋谷メトロプラザ店
  8. 中野セントラルパーク店
  9. 大阪信濃橋店

 

いまはお酒+うどんなどがついて1000円からなので、それこそビールを何杯か飲めば元が取れちゃうので原価割れしないか伺うと、厳しいですが、それでもうどんを食べていただくきっかけになればということで実施しているというお話でした。

続いては、あの♪ミネラル麦茶でお馴染みの会社が始めた、ある飲み放題の店の話です。どんな飲み放題なのか。石垣食品の石垣裕義社長のお話です。

 

★「♪ミネラル麦茶」の石垣食品が手がける「赤坂・ノムノ2924」

石垣裕義社長
石垣食品では去年の12月にノムノ2924(ニクフジ)という3000円でワイン飲み放題のお店をオープンしました。赤坂のちょっと入った所にありまして、接待の利用ということもあり、6月にリニューアルして飲み放題にプラスし、今は肉をメインにしたお料理を付加して8000円飲み放題いうのをメインでやってます。特徴としては、ワイン飲み放題で、あと時間無制限であること。ワインってやっぱりお酒の中でも特に種類が多いお酒になりますので、色んなワインを飲み比べながら色んな方と一緒に楽しめるっていう場所は、なかなかないと思いますので、新しい切り口の店になってるかなと思います。私ども麦茶とビーフジャーキーを売ってる会社ですので、以前からそのアンテナショップ的な外食の店を持ちたいととうことがひとつありまして、今後は、飲料手がけてる会社ですので、お酒とのコラボ、例えば麦茶で焼酎をわって麦だし焼酎とか、いろんなもの提供していくひとつのきっかけになればという風に思ってます。

石垣裕義社長が登場!詳しく語っていただきました

ワイン飲み放題3000円というビジネスモデルのノムノさんと石垣食品が組んで、赤坂に出したワイン飲み放題のノムノニクフジと言うお店。お肉料理とワイン飲み放題で8000円なんです。

麦茶のメーカーがワイン飲み放題のお店を出した背景は何か?

1つは、今後の事業展開を考えてアンテナショップとしての側面、もう1つが、ワインは他のアルコール飲料と違って数が多く、これを時間無制限で色々飲み放題できると言う側面から、こういったお店を出すことになったと言うことです。

あと赤坂という土地柄、接待利用というのもあって、ワインは共有して飲むことができるので、そういう大人のシーンで利用できるというのも魅力のようです。

ここまで居酒屋ではない企業が始めた飲み放題のお話でしたが、次は大手の居酒屋チェーンが始めた新しい飲み放題の取り組み。どんな飲み放題なのか。コロワイドの藤原なつみさんのお話です。

★コロワイドグループ「ビル縦断の飲み放題『はしご酒』」

コロワイドの藤原なつみさん
横浜駅西口徒歩3分のところにあります、コロワイドグループのお店が7件入っている横浜三栄ビルというビルで、男性が1500円、女性は1000円お支払いいただければ、最大7時間飲み放題を楽しめる「はしご酒」という企画をやっています。同じビル内に「甘太郎」や「いろはにほへと」「三間堂」と言った様々なお店が入っていますので、定額で様々なお店を行き来することができます。最初7月の1日から15日までの2週間限定で始まったんですけれども、2軒目以降ですね、特に金額がかなり安く飲めるということと、最大の今回メリットの移動がすごく楽だということで、たくさんのお客様からの継続のご要望があり、ご好評頂きまして8月の一端末まで延長して、またもう多くの方々にご利用いただいているので、10月の末までまた延長が決まりました。

コロワイドの藤原なつみさん。文字通り「はしご酒」な企画ですね!

横浜のコロワイドグループの飲食店が入るビルで開催中のビル内のお店を縦断し、はしご酒して飲み放題という期間限定の企画。当初7月前半限定の企画だったのが、かなり人気だったため、延長してやっているそう。

はしご酒を考えたきっかけは、川崎にある系列のお店が集まった飲み屋のほのぼの横丁で飲み放題のはしご酒企画をやったらヒット。これをきっかけに今度はビルでやろうと言う発想だったそうです。居酒屋チェーンはいろんなコンセプトのお店があって同じビルに入っていることもありますが、ビル縦断の企画は珍しく、移動も楽と言うことで支持されているようです。

では、最後にこのビル縦断の飲み放題、お店にきているみなさんは実際どうなのか聞いてみました。

★街の声「よく食べるマルマルご飯・マルマル丼」

「釣りに行っている仲間3人で来てて、これで2軒目なんですけども、2次会はとにかく安く飲めればいいかなと。1次会から2次会っていうのは選ぶのがやっぱり大変で、最低お値段がやっぱり3000円ぐらいかかってしまうけども、飲み放題がもう一律1500円、最初の店で払えばいいということなので、気にせず食事も頼みやすいかなと思います。」
「今日は会社の飲み会で10人ぐらいで飲んでます。若いのから年配まで一緒に連れて部内の飲み会で幹事やってます。まだ1次会なんですけど、この後は3グループぐらいに分かれて、行きたい所に行って飲もうという話になってます。」
「今日は同じ部内の女性2名と来ています。今日は女性の方から誘われまして、このはしご酒が女性が1000円っていうことで、
非常に良いお店見つけたっていうことで来ました。いま三間堂っていうお店で飲んでるんですけれども、次カラオケに行こうっていう話になってます。カラオケもはしご酒に入ってるみたいなので。」

やはり次の店を探さなくていいと言う利点は大きいポイント。

このビルには、ラ・パウザというイタリアンのお店やカラオケもついていて、そちらもグループで飲み放題になるので、1軒目はみんなで食事で飲んで、2軒目は若手はカラオケなど、それぞれ行きたい店に分かれることができるメリットもあるようでした。

決まった額を払えば金額を気にせず飲める飲み放題のメリット、利用者にとっても、集客を考える企業にとっても、美味しい仕組み。


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