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Channel: 現場にアタック – TBSラジオ FM90.5 + AM954~何かが始まる音がする~
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ロッカー型の店舗?ロッカーだらけの店舗?新ビジネス続々

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今日のテーマはズバリ、「今、ロッカーがアツい!」です。外出先で荷物を預けたりできるあの「ロッカー」を活用した新しいビジネスが、続々と登場しているんです。6月20日TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」(月~金、6:30~8:30)の「現場にアタック」で取材報告しました。

まずはロッカーがなんとそのままお店になった、その名も「ポップアップボックス」運営する、株式会社カウンターワークスの小笠原大輔さんに詳しく聞きました。

★ロッカー型ポップアップストア!?

株式会社カウンターワークス 小笠原大輔さん
今回、品川駅と新宿駅の駅構内に、ロッカー型のポップアップの店舗をやらせて頂いております。今回狭い所を有効活用できないかとJRとお話をする中で、小さいスペースとなるとテーブルや什器を置くことができなくなってしまうので、どうしようかという中で、「そういえば駅といえばロッカーだよね」というアイデアから、ロッカー型で作ってみますか?というアイデアが出てきて、奥行も60センチしかないという所を工夫してやらせて頂いてます。今回商品群で、冷蔵冷凍しなければならないものがありましたので、その薄い中でも冷凍冷蔵のものを使って売るという所がポイントかなと思ってます。

駅のホームから階段を上がった所から、改札を出るまでの間のデッドスペースに、高さ1.8m、横2.2m、奥行60㎝のロッカーサイズの棚を2つ並べるような形でこじんまりと出店しています。駅ナカでよく見かける出店と比べるとかなりコンパクトですよね。しかもプリンやアイス用の冷蔵庫・冷凍庫も棚の中に納まるようになっています。さらにお店がコンパクトなだけあって、準備や片付けもそんなに時間がかからないので、店員さんも1人か2人いれば十分と、人員の削減にもつながるというスグレモノなんです。この「ポップアップボックス」出店する側にとってのメリットを、再びカウンターワークスの小笠原さんに聞きました。

★出店する側にとってのメリット

株式会社カウンターワークス 小笠原大輔さん
例えば仮にですけど、表参道の路面店を借りてやりますという風になった場合は、借りるのも、什器を入れるのもそうですし、工事もすることを考えると、数百万円規模のコストがかかってくる。ここにいきなりジャンプしてやるとかなりハードルが上がってくる。その間に、例えばこういった形で什器はもう決まっています、商品だけ置いて頂いて、スタッフの方置いていただければ一旦実施ができますという風に考えれば、コストでいうと何分の1になってくるようなイメージです。

実際に、今新宿に出店しているほうじ茶プリンのお店にお話を聞いたところ、こちらは鎌倉に今年1店舗お店を構えたばかりのお店で、それが、乗降客数ナンバーワンの新宿でお店が出せることを考えたら想定以上に安くできて良いと言っていました。他の出店企業もインターネット通販がメインで実店舗が地方に1店舗あるだけといった所も多く、そういった店が出展するにはうってつけのようです。

★ロッカーだらけのお店とは!?

そんな、ロッカーの強みを生かしたお店が登場する中、なんと「ロッカーだらけのお店」もオープンしました。その名も「クロネコスタンド」ヤマト運輸株式会社、宅急便戦略部・係長の大渕清隆さんに聞きました。

ヤマト運輸株式会社宅急便戦略部係長 大渕清隆さん
5月30日に豊洲4丁目にオープンした、クロネコヤマトの新しい営業所になります。両脇および奥に設置してあるロッカーから、セルフで荷物を取り出せる仕組みになってます。いわゆるメルカリやヤフオクで、個人間でお荷物を取引される際の発送サービスも24時間で行ってます。うちの営業所、基本的にはセールスドライバーがいて、配達する車があって、営業所でお客様を迎えるスタッフがいて、というのが基本的な店舗の作りなんですけども、このクロネコスタンドは、スタッフ、車両がいないという新しいコンセプトの店になります。

入口から入ると、157個のロッカーが壁一面にぎっしりと並んでいます。このクロネコスタンドがある豊洲の団地には共働き世帯が多く、家を留守にしていて荷物を受け取れないことも多いということで、こちらを、宅配便の受取先に指定すれば24時間いつでも都合のいい時に荷物を受け取ることもでき、さらに、メルカリなどの商品をロッカーに入れておけば発送してくれるというサービスもあります。ヤマト運輸としても、ドライバーが常駐しなくて済むので負担軽減につながります。そして、こちらのクロネコスタンド、利用者にとってかゆい所に手が届く的なサービスも利用できます。再び大渕さんのお話です。

★手ぶらでCOME&GO!

ヤマト運輸株式会社宅急便戦略部係長 大渕清隆さん
お客様にご好評なのが、荷物を取り出した際の段ボールですね。こちらを廃棄するのが非常に手間になっているので、梱包資材回収ボックスというのを設置して、お荷物を受け取って開梱した後、その資材をクロネコスタンドでそのまま廃棄できるような設備を整えてます。お荷物を開梱する際のカッターナイフ、ハサミ等も準備しておりますので楽に開梱ができると思います。お荷物を発送いただく際は梱包用の資材、エアキャップ、ガムテープ、段ボールもクロネコスタンドに準備してますので、どうぞ手ぶらでお越しください。

宅配ロッカーそのものは徐々に普及していますが、荷物を受け取った後、段ボールなどの処理が面倒という問題があった。そこも解消できるということです。


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