このところ仮眠や昼寝をうたうサービスが続々登場して話題になっていたので、どんなものなのか。4月10日TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」(月~金、6:30~8:30)の「現場にアタック」で、取り上げました。
まずは、全国でボディケアなどのリラクゼーションスペースを展開するラフィネが、先月から始めた新しいお昼寝サービス。ラフィネの熊谷果南さんに聞きました。
★ラフィネ「お昼寝の新サービス」
- 熊谷果南さん
- 「ラフィネでは、先月から東京都内のオフィス街において、お昼寝をしていくキャンペーンをしております。短い睡眠をとって午後のパフォーマンスを上げると言う、オフィスの方々のお疲れを応援するコースを始めております。30分のコースで施術15分、仮眠15分で2160円。お昼寝は15分単位で延長ができて、15分仮眠がのびていくごとに540円追加となり、最大が45分となっています。オフィス街での疲れたサラリーマンであったり、普段、精神的に疲れを感じやすい方って言うところを目標にこのコースを設定しています。エアウィーヴさんからマットレスをお借りして、硬いマットレスになっているので、休みやすい状態での良質な睡眠を提供しております。仕事の合間と言う方がすごく多いです。スーツで来ていただいて、お着替えも無料でご案内していますし、お時間ない方はジャケットを脱いでいただいて、ちょっと楽な格好になって受けていただきます」
疲労が溜まった所のこりをほぐす施術が15分お昼寝15分という30分のサービスを始めたそうで、きのう昼間に丸の内にある新東京ビルの店に伺ったら、サラリーマン、OLの方も昼寝に来てました。
みんな昼寝に来ているので、テンションは低めで、無駄口叩かずと言う雰囲気で、案内する店員さんもそれを察して手際よく奥にご案内してくれる感じ。休憩は1時間って人も多いのでパパッとご飯済ませ、30分昼寝というのは頃合いの時間のようです。
では、実際にどういう雰囲気なのか、ラフィネのお昼寝ができる30分コース、こんな様子でした。
★実際にお店は、どんな様子か…
- 熊谷果南さん
- 「仰向けでお休みください。お目元タオルかけますね。失礼します。目元の緊張を解いてあげて…これは眠りへの導入部ですね。ザザ~ン、ザザ~ンと波の音をイメージした施術になっています。頭凝ってますね。(本当ですか?)頭がかなり固まってますよ。最初に比べてだいぶ動くようになってきましたね。このあと首筋触れていきますね。首の後ろ側をおいでおいでするようにして、今筋肉を緩めてます。末端まで血流がまわる感じは、感じますか? はい、そうしましたら、これからお昼寝タイムですね。15分間のお休みになりますので、私を起こしに参ります。15分経ちました、よく寝れましたか?ちょっと頭スッキリしましたかね?」
この段階ではスッキリと言うより、もっと寝させて、、と、そういう気分だったので、延長を希望しかけたのですが、お店を出て冷たい風に当たったら急にスッキリしました。
担当したこの道6年というゼネラルセラピストの熊谷さんの卓越した技術もあるのですが、お聴きのようにささやくような声、また目にタオルがかかっている状況から、急に眠くなりました。
ラフィネはリラクゼーションのお昼寝でしたが、続いてはお昼寝とはちょっと遠そうな企業が乗り出した仮眠サービスのお話です。それがコーヒーなどで知られるネスレ日本の睡眠カフェ。どんなものなのか、ネスレ日本の村田敦さんのお話です。
★ネスレ日本「コーヒーと仮眠の『睡眠カフェ』」
- 村田敦さん
- 「ネスカフェ睡眠カフェは、先月より大井町にオープンしたカフェでして、理想的な仮眠をとって頂いたり、質の高い夜の睡眠体験もしていただけるカフェとなっています。ビジネスマンの方ですとか、大井町の住民の方も含め、年齢とか性別問わず幅広い層の方をターゲットにしています。大きく分けて2つのコースをご用意しておりまして、まず仮眠の前にカフェインを含むコーヒーを飲むナップコース、こちらは時間は30分で料金は750円になります。カフェインは摂取してから30分程度で吸収されまして、その後カフェインの働きが現れ始めます。ナップコースでは、そういった仕組みを利用し、カフェインを含むコーヒーを飲んで頂いて、それから15分程度の仮眠をとって頂くと、そうしますと起きた頃にカフェインでシャキッとその後のパフォーマンスに役立つ。もう一つが睡眠コースで睡眠前にカフェインレスコーヒーを飲んで起きていただいた後にカフェインを含むコーヒーを飲む。1時間1500円で最長の180分だと4950円です」
眠気を覚ますカフェイン入りのコーヒーとカフェインなしのリラックス用のカフェインレスコーヒーというのがあって、それを眠りのちゃんと正しいタイミングで使うことで良い睡眠をというカフェ。大井町駅のイトーヨーカドー裏のビルの5階にあって、カフェといってもオープンスペースでなくカーテンで仕切られた個室で、フランスベッドのベッドの部屋とリクライニングチェアの部屋がある。30分のコースだとリクライニングチェアですが、睡眠のコースだとベッドが選べて、さすがにここで180分寝たら仕事には戻らないという感じも。
こうしていろいろと出てきている仮眠お昼寝の新たなサービス。結構お仕事されている方で利用されてる方も多かったので、そんなに皆さん仮眠お昼寝してるのかどこでしてるのか聞きました。
★社会人の声。仮眠お昼寝はどこで?
- ▼全く仮眠はしませんない、ないないない。夜よく寝てますから。保険の営業です。今空き時間できたら、靴磨いてもらって、献血行って、休憩とかってしたいと思わない。
- ▼事務職なので外に出れないのでトイレで寝てます。10分15分ぐらい。みんなそうしてる。4室ぐらいあるんでたまにお昼過ぎとか全部埋まってる。皆トイレで寝てるって言ってます。
- ▼隠れて寝てます30分ぐらい。30分ぐらい大丈夫なんで。あんま言えないですけどトイレとか。ちょっと長いなとか思われるんですけど、ちょっと隠れて寝て整えます。
- ▼ショップで働いてます。歩きまわっているんですけど眠い時は眠いんで立ったまま寝てます。
- ▼塾の講師なので、食事したりとか喫茶店とかそういう場所で休んだ後に仮眠するとか、はい。
- ▼漫喫とかもありますけど、1回カーシェア借りて睡眠とったことあります。オススメですね」
眠ったあと効率よく仕事が出来るなら、自分のスタイルにあった仮眠を見つけるのもありかも。