年末に忘れちゃいけないことと言えば”大掃除”ですよね。なかなかやる気になれない人もいるかと思いますが、そうした方でもやる気が出そうなサービスがあれこれ出ています。12月26日(水)「森本毅郎・スタンバイ!」(TBSラジオ、月~金、6:30-8:30)「現場にアタック」で、レポーターの近堂かおりが『やる気が出ない年末の大掃除、こんなサービスはいかがでしょう?』をテーマに取材をしてきました!
★大掃除はしましたか??
まずは街の人に年末の大掃除はもう済ませたか、聞いてみました。
- ●「はい、換気扇はやりました。ちょっと開けるタイミングがあって、開けたら汚かったのでそのタイミングでやりました。イライラしたときにやって、イライラを掃除にかえる。」
- ●「まだしてないです、29まで仕事なので30からかと思います。重い腰を上げて旦那とやるって感じで、たぶん旦那に怒られながらやると思います。たぶん旦那の方がやる気なので、頑張ります。」
- ●「だいたい1年に1部屋綺麗にしてそれでおしまいって感じですね。今年はそこの1部屋はやりました。いらないものをゴミ袋5袋くらい処分しました。(うわ、こんなのあったみたいのは?)ありましたありました!結婚式で使ったウェルカムボードとか、ほこりをかぶって出てきました。あとはベビー服とかベビー布団とか、売るのもめんどくさいので捨てたり取っといたりで。」
きのう街の方々に大掃除について色々と伺いましたが、なかなかやる気が出なくて、まだ取り掛かっていないという方も多かったです。年末は忙しいし慌ただしいし、大変ですよね。
★大掃除のやる気がアップするサイト!?
なかなか腰が重くなってしまう大掃除ですが、そんな中、大掃除のやる気アップにつながる面白いサイトがオープンした、というのです。いったいどういうことなのでしょうか?みんなのかくれ資産調査委員会・広報担当の村木みちるさんのお話です。
- 村木みちるさん
- 「みんなのかくれ資産のサイトは家の中に眠っている不用品の価値の推計額を算出できるサイトになります。使わなくなったいらないものをもし中古で売るとしたらどれくらいの価値になるか、その総額が出せるサイトです。これまで大掃除といえばいらないものを一箇所に集めて最後捨てる、捨てるときに場合によっては粗大ゴミの処分費用がかかったりして、ものを捨てるのが億劫だったり気が引けるということで、なかなかモチベーションもない中で大掃除をしなければいけないことが多かった。ただ、最初に家の中の不用品がお宝かもしれないと思って頂けるとそれを家の中から発掘してそれをお金に換えようというモチベーションが生まれることで、どんどん大掃除のモチベーションが高まっていけばと思ってこういうサイトを作らせて頂きました。」
【みんなのかくれ資産】は先月11月にオープンしたサイトで、家の中の不用品を中古で売ったときにどのくらいの価値になるかを試算できるのです。家族構成や自宅の面積など簡単な情報を入力するだけで、自分の家のかくれ資産がどれだけあるかが分かります。なかなかモチベーションが上がらない大掃除を、逆に宝探し感覚で出来る上に、従来ゴミとして捨てられていたものを有効活用しよう!という仕掛け。
★年末年始に出品されるのは・・・
ということで中古で売るとなれば、最近はフリマアプリが人気ですが、年末の大掃除などに合わせて出品されるものなどはあるのでしょうか。株式会社メルカリ広報のハン・スンフンさんに伺いました。
- ハン・スンフンさん
- 「フリマアプリ・メルカリでは、大掃除とか年の瀬にということで、よく以前使っていた参考書が売れたり、自分たちが中高時代に聞いたCDとかが売れたりすることがあると思います。参考書は各先輩のノウハウとか、ここが試験によく出るよというのが参考書を見ればわかるので、皆さん買う傾向があります。実家に3日間滞在した方が以前使ってなくて不要に眠っているものがあるなということを気づいたお客様が出品する傾向が最近あるかなと思っています。」
面白いのが、年末年始の帰省の際に不用品を見つけて出品するというパターン。その際に出品した参考書などを受験生が購入するそうで・・・。意外なものが出品され、そして売れるんですね!びっくり!また、傾向として少し早めの会社の忘年会などで使ったクリスマスのグッズが、クリスマス前に一気に出品されるとのことです。
★大掃除が社会貢献に!?
一方、大掃除のやる気をアップするために、売るだけではないこんなサービスもあります。ピープルポート株式会社・代表取締役社長の青山明弘さんのお話です。
- 青山明弘さん
- 「【年末年始の大掃除が社会貢献に】ということで、各ご家庭に眠る不要なパソコンですとか、携帯電話ですとか、そういった電子機器を皆さんで集めて頂いて、それを5台以上集めて頂くと我々が回収に伺って、その集めて頂いたものの種類と台数に応じた金額が日本で子どもを支援しているNPOに寄付されるという取り組みになっています。古く昔から残っているパソコンとかタブレットとかゲーム機、デジタルカメラとかそういったものをこの大掃除に出して頂こうと、その結果が寄付になるという取り組みになっています。」
皆さんの家に眠っている不要になったパソコンやスマホなど、5台集まれば無料で引き取りに来てくれます。パソコンなら1台200円、スマホなら1台100円が、子供たちを支援するNPO法人に寄付される仕組み。データの消去なども無料でしっかりやってくれます。
また、ピープルポートで働いているスタッフは、海外から避難してきた難民の方々。回収後の電子機器を再利用する作業などで直接雇用の創出につながるので、その点でも貢献できるのです。
二つの社会貢献につながる大掃除!どうですか、だんだんやる気アップしてきませんか?
★潜在的かくれ資産は、ロシアの国家予算並み!?
そして最後にみんなのかくれ資産調査委員会の村木さんが、日本の家庭に眠る潜在的な価値について教えてくれました。
- 村木みちるさん
- 「このサイトを制作するにあたって日本全国の2536名のご家庭に実際に家の中にある1年以上使っていない不用品がどのくらいあるか調査をしました。その結果を調べてみると、だいたい一世帯で70万円くらい1年以上使ってないものが眠っているという結果になりました。かなりの金額で、日本全国合計すると37兆177万円ということで、膨大な金額で、これ調べてみるとロシアの国家予算くらいでかなりの金額になっています。」
ものすごい価値がまだ日本の家庭に眠っているんです!驚きの金額です!たしかに、我が身を振り返ると、捨てるのは面倒で置いてあるけれど、ちっとも使っていないもの、っておおそうだな、と思います。それが、社旗貢献になったり、お金になったりする、というのは、とってもいいことですよね!平成最後の大掃除!!ご自分のお部屋を改めて探ってみるのはいかがですか?

近堂かおりが「現場にアタック」で取材リポートしました。