横須賀で最近始まった新しい取り組みについて。2月22日(木)は、レポーター中矢邦子がTBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」(月~金、6:30~8:30)の「現場にアタック」で『横須賀市の新たなまちおこし』について取材報告しました。
★日本一トンネルが多い街が生んだ新たなカード
いったい、どういう取り組みなのか。横須賀市役所の峰澤匡穂さんのお話です。
- 横須賀市役所 峰澤匡穂さん
- 「横須賀のトンネルを紹介する『トンネルカード』を作りました。横須賀に110か所以上あるトンネルから厳選した10か所を紹介するカードです。トンネルカードは、横須賀市内の10か所ある飲食店でもらえます。それぞれのお店で『トンネルグルメ』というグルメがあり、これを購入して、トンネルカードくださいと言うともらえる仕組みになっています。」
横須賀市は私の地元でもあるんですが、正直「トンネルカード」のことは知らなかったです。

いま、日本初のトンネルカードを集める人が多数!
横須賀は「日本一トンネルが多い街」ということで、そのPRで始まりました。市内の指定された10店舗で対象のオリジナル商品を買うと「トンネルカード」がもらえます。お店ごとにカードが違うので全部集めるには、市内をかなり回らないといけません。
そして、全部集めて横須賀市観光案内所に持っていくと、幻のトンネルカードがゲットできます!
★横須賀名所・猿島のトンネルカードプレゼント
この企画が始まって、ちょうど今日で1ヶ月が経ったんですが、お店でもかなり好評なんだそうです。そのお店のひとつ、和菓子屋・さかくら総本家の坂倉純一さんに伺いました。
- さかくら総本家 坂倉純一さん
- 「さかくら総本家では『猿島隧道どらやき』を一つ買うと、トンネルカードを差し上げています。客数は伸びて、土日ですと1日100枚ペースで外まで並んだ時も。実際お店が小さいので、すぐに外まで並んじゃうんですが…。横須賀市民の中では、ある意味横須賀は「横浜の上をいっている」感がありますので、スカジャン、そしてトンネルもこれからじわじわくると思います。」

オリジナルどらやきを作ったところ、大人気!
ほかのお店でも「トンネルロールケーキ」ですとか「トンネルサンドイッチ」などなど…いろいろ楽しめるので、全部めぐるとお腹もいっぱいになりそうですね。
★男性評◎「ポジティブイメージになりそう!」
トンネルカードの人気がわかってきたので、実際に街の人たちに反応を聞きました。すると、実は賛否が分かれました。どういうことか。まずは「トンネルカードが欲しいです!」という方たちの声です。
- ●「『さかくら総本家』でどらやきを買ってトンネルカードを貰いました。最初に他の店でカードもらったのがきっかけでこの店にも寄らせてもらいました。横須賀=海っていうイメージだけど、トンネルもあるんですね。」
- ●「興味あります。集めたりするのも好きですし、10枚集めたら色んなトンネル知ることができるので知識にもなりますよね。」
- ●「良いっすね!横須賀はトンネルと山多いし。名物っぽくなって面白そう。横須賀の人は、そんなトンネルにポジティブなイメージ持ってないんで。スマホの電波切れちゃうとか、電車乗ってても京急の区域内はゲームとかやってても途中で切れちゃいます。」
- ●「良いっすね、横須賀、トンネルと山多い。 名物っぽくなって面白そう。横須賀の人は、そんなトンネルにポジティブなイメージもってないんで、やっぱ、電波切れちゃうとか、電車乗ってても京急の横須賀の区域内はゲームとかやってても途中で切れちゃいますけど、こういうのでポジティブに変わるのは面白いかもしれないですね。」
横須賀市内の方と、市外の方たちで傾向が変わるのかと思ったんですが、それぞれ聞いていくと男性と女性で意見が大きく分かれました。
★女性評△「怖くて暗いし意味がない?」
そして、続いては女性の方々の反応です。
- ●「好きな人は好きだからいいんじゃないですか?(ご自身は?)私は、怖い、暗い、トンネルが怖いイメージです…。」
- ●「(トンネルカード知ってました?)知りません。ずっと横須賀に住んでますけど。(トンネルカードは)ぴんとこないかな…ぱっと見た感じがあんまり明るく感じない。スカジャンが今また流行ってきてるから、そっちが良い気がします…。」
- ●「(横須賀とトンネルって馴染みあります?)あんまり聞いたことないですよね、考えたことない。(トンネルカード欲しいですか?)率直に、いらない。(どうしてですか?)必要ない…持っててもあんまり意味ないですもんね。」
男性は「集める楽しみが良い」というご意見でしたが、女性は「トンネルは怖いし、意味ない」という辛辣な感じ。ただ、横須賀市役所の峰澤さんに伺うと、女性でも参加はしているのでこれが絶対ではないんですが…やっぱり男性の反応が良かったです。
★あえて「暗い・ネガティブ」なトンネルをPRに
確かに、カードを並べて見てみると、最初の印象は「暗い・怖い」んです。ただ、それは横須賀市役所の峰澤さんも認めています。受け入れた上でも、企画を進める強い理由がありました。再び峰澤さんのお話です。
- 横須賀市役所 峰澤匡穂さん
- 「暗い感じになるんですけど横須賀市も人口が減っていて、市外からの集客に力を入れてるところなんです。また店舗さんも老舗の和菓子屋とかですとお母さんが一人でやっているところもあります。そういうお店が世の中の人に知ってもらう良い機会になるなと思いました。告知もできない店でもSNSで、このカードをきっかけにお店を知ってもらって、そこがカードと一緒に写真に映って、ネットで流れるのが良いなと。そういったところも狙っています。」
横須賀市は年々人口が減っていて、先日ついに人口が40万人を切りました。そういう中で、スカジャンに代わる新たな観光資源としてトンネルが生まれました。
実際、全国からこのカードを求めてくる人も多く、中には青森県からいらっしゃった方も!みなさんがそれをSNSに上げることで、自然と街とお店の集客に繋がっています。ちなみに、ネットでは「トンネルカードって暗い!」といったコメントもありますが、逆に暗すぎることが注目を浴びていることは予想外だったようです。

中矢邦子が「現場にアタック」でリポートしました!