外国人観光客が増える中、先日、スポーツ新聞各紙で、「英語で道案内ができると思うか?」という調査の結果が出ていました。「英語で道案内」が「できる」と答えた人は、およそ2割。残り8割は「できない」。5人に4人は道をたずねても、答えられない状況でした。そこで・・・。
「森本毅郎・スタンバイ!」(TBSラジオ、月~金、6:30-8:30)7時35分からは素朴な疑問、気になる現場にせまる「現場にアタック」!!今日1月11日(水)は、レポーター近堂かおりが『英語で道案内』をテーマに取材しました!
![現場にアタック(近堂かおり)](http://static.tbsradio.jp/wp-content/uploads/2016/03/sump_kondokaori-150x150.jpg)
現場にアタックレポーターの近堂かおり
まずは、みなさんが英語で道案内にそんなに自信がないのか??実際に街で聞いてみました。
★自信ないです!!
- ●「外国の人と話すのが苦手。ちょっと距離をおく。自分からは声かけないです。」
- ●「ほんと無いですね。もうちょっと英語を勉強しとけばよかったなって。海外とか行ったときに、帰ってからしばらくはテキスト見たりするんですけど、なかなかね。会話となるとね。」
- ●「ありません。恐怖感がある。なんとなく怖い。中学生もいかないという英語力で。やっぱ英語力が足りないなと思うから。出来るだけしゃべらないという、気持ちが強い。」
- ●「できたらなって思うんですけど、思うだけで、なかなか。教材。買って引っ越してから、何年かしてほどいて、それっきり。」
謙遜もあるとは思いますが、英語で道案内ほぼ100%の人が自信なし、できないと答えました。海外に行ったときは、会話したいと思うけど、それっきり・・・これは分かる!!という方、多いのでは?私もです!!(ちなみに、海外在住経験が無い、日本の英語教育を受けた人を対象に聞きましたが、そういう人のことを「純粋なジャパニーズ」の略で、「純ジャパ」というそうですよ。)また、自分の英語レベルは中学生くらいと、答える人が多かったです。でも、自信があろうが無かろうが、道を聞かれることはあるんです!
★自信は無くても聞かれちゃうから・・・。
- ●「時々聞かれますよ。相手がなんとかかんとかって言うから。オーバーゼアとかヒアヒアとか、自分の知っている範囲内で。場所だよね、店の名前よりも、例えば東京駅とか。」
- ●「全然英語自信ないですけど。もうワードワードですね。ディスステーションとか、ネクストステーションとかタクシーとかワンメーターと、グーグルマップを活用しながら。ホテル名とか駅名とか入れると出してくれるし、相手の方に打ち込むとか。」
- ●「中国人の若い男の子にミッドタウンどこですかって、”ストレイト・ゴーライト・オンザレフト”とか言っちゃって。それだけで”サンキュウ~”って。ほら私たち昔、昔の英語で必要かどうかわからないまま主婦になってしまったから。人があんまりいないところで聞かれたから、よかったけど。あら聞かれてるわってなったら、やっぱり恥ずかしいかな。」
- ●「けっこう道聞かれることが多くて、”何とかステーション”って言ったので、OKOKって一緒に連れて行きますね、こっちこっちとかジェスチャーです。たぶん困ってるし、自分が海外とかで1人だったらそうしてもらった方がありがたいと思うし。なるべくどうにしかしてあげたい。説明できないので近いからちょっと一緒に行こうみたいな。」
やはり、このご時勢、道を聞かれた経験はあるんですよね。しかし、知っている単語で頑張っていました!流暢な文章にはなっていないから、周りの目が気になる人もいましたが・・・この気持ちも痛いほど分かります!!喋れないから、連れて行ってあげる!という親切な人も。(喋れないから、目的地まで無言だそうです(笑)!でもきっと嬉しいですよね!)
案内の仕方は様々ですが、英語の自信とは関係なく、案内したい!という気持ちがあるのは、よく分かりました。自信は無いなりに、みなさん何とか案内できているんです。結果オーライ!
取材でお話を伺った中で、たった一人だけ”自信あります!!”と答えてくれたのは、中学一年生の女の子。彼女は8歳までアメリカに住んでいた経験がある帰国子女なので、とても流暢に銀座から渋谷のハチ公像まで案内してくれました。
- ●「えっと~”There is staition over ・・・・go down Hchiko!”漢字とか日本語って難しいので、困ってると思うので、勇気を出して話しかけて手振りとかつけて、話したらいいと思います。」
とのこと・・・。こんなに流暢に話すのはハードルが高いですが、身振り、手振りと勇気を出す!これは頑張れそう!
★これをお守りに!!
でも、聞かれる内容はその都度違うから、丸暗記とはいきません。そこで内容は身振り手振りでよしと諦めて、なにかお守りが欲しい!と考えました。そうです!出だしとゴールの言葉をばっちり覚えておけば、少しは自信が持てるかも!そこで、日本で生まれてハワイで育った、タレントのマイケル・リーヴァスさんに教えていただきました。
- マイケル・リーヴァスさん
- ●「改札だったら1番とか2番とかあるんでシンプルに数字とか色とかで説明するのもいいですね。銀座線なら、"Ginza Line"の代わりに"Orange Line"とか"Get on NO.1train"とか。この駅で降りて!と言えればそのほうがいいけれど、とにかくまずは乗せてあげる。まず話しかける。出だしとゴールさえ決まっていれば、中間はあやふやでも、アドリブ、楽しんじゃう気持ちで。そのアプローチいいかもしれません。外国人の人に話しかけるときは、"Do You Need Help?"で入りますよね。お別れの時は、単純に"Good lock"あっちからしたら、大冒険なわけじゃないですか。こっから先はあなた1人でどうにかして下さいよという意味で。"Good luck!Bye bye!!" 」
「メイ・アイ・ヘルプ・ユー」では、ないんですね!
「ドゥー・ユー・ニード・ヘルプ?」お手伝いしましょうか?そう話しかける言葉と、最後のシメ「グッドラック!」。
まずはこれを覚えて、お守り言葉にしておくといつもよりちょっぴり自信が持てるかも!?
TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」は月~金6:30-8:30放送中。
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