2016年もあと1週間あまりとなりました。サラリーマンの方々は年末のご挨拶で忙しい時期ですね。カレンダーの筒を何本も持ち歩いている姿をチラホラ目にしますが、年末の風物詩ともいえる光景です。自社のカレンダーを作って、年末の挨拶まわり・・・昨今の事情はどうなっているのか?調べてきました。
「森本毅郎・スタンバイ!」(TBSラジオ、月~金、6:30-8:30)7時35分からは素朴な疑問、気になる現場にせまるコーナー「現場にアタック」!!毎週金曜日は金曜日恒例サラリーマンの声!!本日12月23日(金)はレポーター近堂かおりが『おたくの会社では挨拶まわり用にカレンダーを作っていますか?』をテーマにお話を伺いました!
金曜日恒例サラリーマンの声。『おたくの会社では挨拶まわり用にカレンダーを作っていますか?』
★作ってます!!
- ●「作ってます。世界の風景で、結構、好評ですね、お客様には。待ってる方が多い。毎年同じような絵柄なんで、なかなかキレイな。で、前後の月があるんで見やすいと。自宅に持って帰られる方も。待ってました!みたいな感じで、すごく喜ばれるんで持って行き甲斐がある。」
- ●「作ってますね。グループ企業なんでグループ全体で同じものを作ってそれを配る感じ。持って行ってます。でも段々減ってます。持っていく本数であったりとかその辺は経費削減になってきてるんで本当に重要なお客さんだけに持っていくような、昔はどんどん誰でも配っていたんですけど、それが本当に絞って配っている。お得意様というかイイお客さんに(笑)」
- ●「作ってます。大日本印刷さんでキチンと。すごい人気です。部屋に飾りたいと言われました。世界の車窓からみたいなすごいキレイなカレンダーを作ってるんで、値段が高いんですけどウチも止められなくて。でも、お客さんが欲しいというからしょうがないですよね。評判はスゴイ、すぐなくなる。あと、お客様の会議室にウチのカレンダーがあると嬉しいんでね。競合他社がその会議室を使うとザマーミロと思う(笑)」
風景のカレンダーが人気のようです。「待ってました!」と言ってくれるお客様がいるなんて嬉しいですね。お仕事を引退された方も欲しがるので、取りに来てくれたらいいですよ、とお伝えしているそうです。そこまで待ち望んでくれている人がいると・・・止められないですね。作る本数は減っているところもありますが、まだまだカレンダーは必要な会社さんでしたが、一方で作っていないという会社もありました。
★元々作ってません!!作るの辞めました!!
- ●「もう止めました。今年からコスト節減で止めました。お客様は使い勝手がいいという方もいらっしゃるけども、しょうがないよね、止めたんだから。ただそれが必須かどうかというとね、なくてもいいじゃないのと。私は別にもう割り切りだから、別に。」
- ●「作ってないです。ずっと作っていないの。そういう方針だから。何も持たないで行く、顔だけで。今、世の中があまり気にしない、持っていっても持っていかなくても。今だから、ないところ多いんじゃないかな。」
- ●「ウチは作ってないです。元々作ってないです。手土産ということで菓子折りですとか、お歳暮ではありませんけども、そういったものはお持ちします。カレンダーですか?そうね、まあ、会社で使おうと思っても例えばたくさんもらったのに全部使えなかったら申し訳ないですしね、ちょっとその辺りで戸惑いはありますね。」
今年、止めた会社もあれば、元々作らない会社も。最後のお父さんが言うように、何本も貰う中でA社だけを社内で飾る・・・というのは確かに気を遣いますよね。自宅ならともかく、会社は色んな方が来客するでしょうから。しかし、そうなると、使われないカレンダーは意味があるのか?だったら持っていかなくても、ということに。コスト削減の流れもありますが、不要論も出てきました。しかし、こんな声もありました。
★作らなくなった!でも復活希望です!!
- 「作らなくなった。僕、営業なんで、営業側は作ってほしいと言うんですけど、色んな事情があって作らなくなった。2年くらい。だから今年は2回目。(ご挨拶まわりの時は)自分らでお茶菓子か何かを買って行く。(カレンダー)いいです!安く済みます。個人的に出さなくていいんです。(お茶菓子は自己負担?)領収書はもらいます、もちろん。貰うんですけど、ただ、あまり出せないですね、全部は。手ぶらじゃねーというのがありますよね。20社くらいは担当を持ってますから、15個くらいは、5社くらいは誤魔化してますけど大変です。作ってほしいんですけどね、来年くらいはまた作ってほしいと言い続けようかと思ってます。営業上がりじゃないので、ウチのトップが。必要ないんじゃないか、みたいなところは思ってるみたいです。」
確かに年末の挨拶に手ぶらでは行きにくいという気持ちは分かります。だから、ほぼ自腹でお茶菓子を買っていくそうです。カレンダーがあれば、身銭は切らなくていいし、手ぶらじゃなくなるし、一石二鳥。ところが、現場はそう思っていても、トップの方針が違うとなると、ムズカシイところ。何か、カレンダーに替わる、いいアイテムがあるといいのですが・・・。そんな中、こんな会社もありました。
★ウチは名刺入りのタオルです!
- ●「作ったことないです。年末ちょっと忙しいで新年の挨拶でタオルを持っていくというのがウチの通例です。年末はどうしても仕事が立て込むし、先方も皆出かけたりしてるんで迷惑になってしまうので。タオルは市販のモノで済ましてます。名前入ってないですね。今、名刺を入れるポケットが付いてるんで名刺入れてそのまま配ってます。出来合いのもので名刺を入れられるようなポケットが付いているんです。タオルの包装紙に。だから、その包装紙に名刺を入れて配って挨拶まわり。これは、先方がいなくても名刺が入っているんでウチが挨拶に来たよというのは分かる。(タオルに印刷してありましたけどね)ありましたね、貰うのもありますね、お客さんの名前が入ってたりというのはあります。ただ、誰が来たか分からないので、担当の部署の方が来たのか、上司の方と一緒に来たのか、分らないので、ウチはもう名刺を入れてあるんで誰が来たかはすぐ。最近のはよく出来てます。」
最近はそんなのがあるんですね!私は知らなかったのでびっくりしました!!
お年賀用のタオルには会社名は入れずに、その包装紙に名刺を入れるポケットが付いていて、そこに名刺を入れてお渡しするのだそう。しかも、社名も入れないからコストも安く済みます。それに、無地のタオルのほうが喜ばれそうですし・・・優れものですね!!年末年始の挨拶まわりの様子も変わってきてるようでした。
追伸。
さて、今日は今年最後のサラリーマンの声でした。
今年も一年間、たくさんのお父さんたちに街のあちこちでインタビューにご協力いただきました。本当にありがとうございました!!また、2017年も、いろんなお話を聞かせてください!!
新しい年もどうぞよろしくお願いいたします!!
メリークリスマス!!そして、よいお年を!!
(取材・レポート:近堂かおり)
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