昨日から、GOTOトラベルの対象に東京発着旅行が追加されました。色々な事が緩和傾向にあり、人が動く気配がヒシヒシと感じられます。人が動くといえば、ビジネスの世界では出張があります。自粛傾向にあった出張は今どうなっているのか?調べてきました。
「森本毅郎・スタンバイ!」(TBSラジオ、月~金、6:30-8:30)7時30分過ぎからは素朴な疑問、気になる現場にせまるコーナー「現場にアタック」、10月2日(金)は、金曜日恒例サラリーマンの声。
『出張の自粛は緩和されましたか?それとも自粛のままですか?』をテーマに、街でみなさんにお話を伺いました。
★自粛のままですね!
- ●「自粛のままですね。山形県に研究所があって、山形はほとんど感染者いないので、場所にもよる、大阪だったらお互い様だから行けないことはないけども、あえて行く必要は今ないんで。」
- ●「自粛ですね。なるべく行かないようにと言われている。電話で済む話もあるし、無理に行かなくてもいいかなと。今回、ウチの会社でコロナ出まして特に出ないほうがいいと。」
- ●「自粛のままですね。出張はなしですね。まだOK出てないですね。結構、デカい会社なんで出勤率を75%抑えなきゃいけないのもあるんで。25%出勤みたいな感じです。もうリモートで出来るのはリモートでって感じです。」
慎重な対応をしている会社の方々。最後の方の会社は出勤率を25%、つまり、4分の1にしているとのこと。これは、出張の緩和はまだまだ遠そうですね。徹底しています。人が動く気配があるとはいえ、皆さん、今あえて出張に行かくなくてもいい、と、コロナの状況を注視しているようです。
★9月くらいから緩和されました!
一方、緩和の声です。
- ●「緩和されました。9月くらいに入ってから。今までは申請をしなければ、許可を得なければいけなかったのがなくなりました。」
- ●「多少緩和されましたね。前は不要不急から絶対に行くなみたいな形だったんだけど、必要最小限にみたいな形で9月入ってからですね。」
- ●「緩和してますよ、ウチの会社は。先月9月くらいからですかね。いや、全然戻ってはいない、半分くらい、海外はまだ全然ですからね。」
- ●「出張は緩和されてます。もうやらないと経済回っていかないから。今までは自粛だから、営業で行っても嫌がるからアポ取っていかないといけないけど、世の中がだいぶ緩和して経済まわしてくっていうのが敏感になっているから、ソーシャルディスタンスとかをやりながら人に会うのはビジネスはやむを得ない、遊びだって緩和してるんだから。ビジネスはやっていかないといけない、動くときに動かないとダメだよ。」
そうですよね。遊びだって緩和してるんだから、ビジネスも動かないとですよね。どうやら皆さん、9月に入ってから出張の自粛が緩和されてきているようで、結果的に、6割以上の方が緩和されている、と答えました。ビジネスの世界も動き始めています。国の政策がそういう流れですからね。
最後の方は中小企業の役員の方。ウチは大企業じゃないから、剰余金もないので、解雇や倒産に備え、動ける時に動かないと!と。その気持ちも分かりますよね。
ただ、会社的には出張の自粛が緩和されているとはいえ、実際の回数は、以前に比べるとまだまだ少ないようです。元通りにはなっていませんでした。
★弁護士ですが、裁判所に行かなくなりました。
最後に、こんなお話が聞けました。
- ●「僕、弁護士なんですけど、裁判も全部、WEB会議とかでやるんでだいぶ減りました。民事なんですけど、刑事は行くんですけど、割と日程調整だけでも行っていたんですけど、今は全然、向こうから来るなって感じですね、東京は。裁判所がそんな感じなんで僕らもそれに合わせるみたいな感じではあります。いや、指示じゃなくて、こうしようね、みたいな、僕らもそれを忖度してやるわけですけど。どうなんですかね。元に戻ることはないんじゃないですかね。みんな結構便利になっちゃってるんで、それに慣れちゃうというそれでもいいかなって先生も結構多いですから。そうそう、行かないで事務所でパソコン上でシステムを組んだり、裁判所もし始めているので。今、法務省も予算を出しているみたいなんで、これからどうなるかわからないですけど。(意外と裁判所って、古いと思っていたから)いや、古いですよ、だって書面もまだFAXで送ってますし、全然古いですけどね。FAXがなくなる気配はないですから。うーん、メールで提出するって方法はまだない、持参かFAXなんで。」
FAXか持参!!メールの手法がないとは!おどろきです!そりゃ、持参するのなら出張ということになりますよね、裁判所は全国津々浦々にありますから。しかし、いまは裁判所の意向を忖度して、やはり出向かない形に・・・。
それが、コロナを機にIT化が進もうとしています。ただ、やはり、依頼人の方には直接会ってお話したい、そのほうが依頼人の方も納得感があるでしょうから、ともおっしゃっていました。ちょっと想像つきませんが、弁護士活動も変わっていきそうですね。