ドコモ口座の不正利用がニュースになっています。メールアドレスさえあれば、架空名義でもドコモ口座の開設が可能とのこと、怖いですね。セキュリティー対策の甘さが露呈してしまいました。インターネットの普及で、様々な不正利用・不正アクセスが行われている昨今、私たちにとっても身近な問題です。そこで・・・。
「森本毅郎・スタンバイ!」(TBSラジオ、月~金、6:30-8:30)7時30分過ぎからは素朴な疑問、気になる現場にせまるコーナー「現場にアタック」、9月11日(金)は、金曜日恒例サラリーマンの声。『あなたは何らかの不正利用に遭いましたか?』をテーマにお話を伺いました。
★大なり小なり、経験あります!
- ●「僕の兄貴がありました。カードで静岡県で200万円お買い物されているから、お前、俺のカードパクったろ?って疑われて、いやいや知らんと。結局、誰かがスキミングして買われたっていうのがありましたが、それ以外は不正利用って僕自身ないですね。」
- ●「Facebookのアカウントが乗っ取られたことがあって、広告がそういう繋がっている人たちに一斉送信されたりとか、そういうことはありました。実際、お金とかそういうのは盗られなかったですけど、なんとなく気持ち悪いですよね。どこの誰か得体が知れない状況なんで。」
- ●「クレジットカードの不正利用があります。身に覚えのない引き落としがありました。1万円前後とか数千円とかですね。気付いたのは1回か2回くらい。だけど、調べてもらったらいくつかあったって言われました。」
結構、あるんですね。大事にはならずとも、大なり小なりありました。特に、クレジットカードが盗まれたり、失くしてしまった場合ならともかく、カードが手元にあるのに、身に覚えがない請求が来るのは怖いですよね。どこで個人情報が盗まれたか、分からないですものね。Facebookのアカウントを乗っ取られた方もいましたが、SNS系のアカウント乗っ取りやなりすましも不正アクセスです。金銭的な被害はなくとも、悪質な行為ですね。
★ワンクリック詐欺!
そして、こんな手口もありました。
- ●「ワンクリック詐欺みたいのでポンといっちゃったのはありますけど、ページ飛んで登録完了しました!みたいな。メールが来たりとか、それを押しちゃうとメアドが盗まれて自分の登録のアドレスに、例えば何かが当たりましたとか、そういうのはありましたね。ただ、絶対違うだろうなって思っているんでメールに対して返信しないですけど、そういう経験はあります。押しちゃったというか、何だろうな、ネットサーフィンみたいことをしてて、触っちゃうというか、間違ってポチっと押しちゃう時とかってあるじゃないですか。別に僕は驚かないんですけど、例えば、高齢者の方とか、そういう経験がない方とかは、そこでヤバいかもって思っちゃうかもしれないですね。」
ワンクリック詐欺、この言葉も耳にしますね。「登録完了しました」「当選しました」という画面が出てきても、慌てずに!冷静に対処しましょう。その画面が出てきても、登録はされていないですし、当選もしていません。問い合わせの電話をしたり、メールを送ったりするのが一番危険ですから、無視するのが一番!放っておきましょう。
★インスタを不正利用されて裁判沙汰に!
最後にこんな声がありました。
- ●「インスタグラムの名前とかそういうものを似せて作られて、私が何かおかしなものをアップしたかのようにやられて、芸能人の方から、プロダクションから、著作権侵害で訴えられました。名前でよく見ると大文字と小文字が違うんですけど、そういう、私は全部小文字だったんですけど、その人はアルファベットだから、苗字と名前の頭二つを大文字にした、パッと見、一緒じゃないですか。それで私だと思ってそのプロダクションの方が調べてきて、著作権だか肖像権だかの侵害で訴えられて、6か月くらいかかったかな、違うというのをわかってもらうまで。怖かったですね、突然、内容証明が来て、そういうことがもろもろ書いてあるんですけど、そもそも内容証明を初めてもらったし、裁判所に呼び出しなんて過去にないもんですからびっくりしました。」
いきなり内容証明が届いて、裁判所に呼び出されるなんて、ドキッとしますよね。結局、【自分ではない】ことが証明されましたが、犯人はわからずじまい。
完全に乗っ取られたわけではないですが、インスタに表示される名前やアイコンがとてもよく似ていることから、自分に近い人がやったのでは、とのことでした。自分じゃないって証明できてよかったですよね。この方、インスタは見る専門なので、自分で写真をアップしたことがなかったそうですが、その事実を40人くらいのフォロワーが嘆願書を書いてくれて、やっと証明できたそうです。
ネットの世界には不正に利用されてしまう落とし穴がたくさんありますね。皆さん、気を付けましょう。