バレンタインデーといえばチョコ?最近、その常識が変わってきているんです。2月13日TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」(月~金、6:30~8:30)の「現場にアタック」で取材報告しました。
まず、今年どんなチョコに注目が集まっているのか。角川のウェブメディアでトレンド情報に詳しいウォーカープラスの浅野祐介編集長に聞きました。
★今年流行は「ルビーチョコ」
- ウォーカープラス 浅野祐介さん
- 「ウォーカープラスというメディアで、今年のトレンドとして、いま第4のチョコとして注目を集めているルビーチョコレートについて取り上げる記事を書きました。チョコレートですと、これまでダークチョコレート(ビターチョコレートと呼ばれるもの)と、ミルクチョコレート、あとホワイトチョコレートこの3種類が従来みなさんがイメージするチョコレートだったんですけど、今回ルビーチョコレートが第4のカテゴリーとして、今年、注目を集めているチョコになります。ルビー色の成分を持つ特殊なカカオ豆によって、名前の通り、鮮やかなピンク色がひとつ大きな特徴になっています。日本でルビーチョコレートを商品化したのが、ネスレ日本のキットカットショコラトリーで、1年前の2018年1月に発売されまして、現在も人気を博しています。これを受けて、大手のブランドであったり、ホテルでも複数展開されているのが、今年の特徴です。」
チョコはチョコでも、ルビー色のカカオ豆でできた第4のチョコのルビーチョコがきているという話なんです。そもそもルビーチョコは、チョコの世界シェア1位のスイスのバリーカレボー社が去年10月からプロ向けの業務用チョコとして販売を始めたのがきっかけ!
去年は、日本でも、ネスレ日本が、キットカットシリーズから出し、今年はアンテノール、ヴィタメール、ユーハイムなど有名メーカー、ウェスティンホテル東京など、ホテルでも出され、人気に火がついてるんです。
★次の行っては「火山チョコ」?
ただ日本でのルビーチョコ人気の火付け役「ネスレ日本」は、今年は、また違ったチョコを打ち出しているんです。ネスレ日本の竹内雄二さんのお話です。
- ネスレ日本 竹内雄二さん
- 「ネスレ日本では、今年はボルカニックチョコレートというチョコレートを発売しました。ボルカニックチョコレートは、火山島で育ったかカカオ豆の世界の生産量の、わずか0・2%の希少なカカオを使ったチョコ。バレンタインってチョコを渡す良い機会ですけど、そのときに普通のチョコレートより、何かストーリーがあったり、こんな珍しいもの見つけたという事で話題になる事が凄く大事なんです。このボルカニックチョコレートも「これは火山の島でできたカカオでできてるんだ」とか、話を膨らまして楽しんでいただきたいのがありました。キットカットは受験キャンペーンの12月から1月が、一番売上げが高いんですが、バレンタインにもスーパーで売られているキットカットや、これを使っていただきたいと思ってこのような商品開発を行っております。」
ボルカニックというのは「火山の」を意味するそうですが、、、日本のルビーのパイオニアでもあるネスレ日本は、今年は火山の島でとれた希少なカカオのボルカニックチョコで勝負しているそうです。
バヌアツ、パプアニューギニア、フィリピンのボルカニックチョコの3本セットが税抜き1300円。そしてこれに、ルビーチョコが入った7本セットは税抜き2600円。
チョコは異性にあげる事もあるので「ストーリーがある語れるチョコ」が良いのではという事でした。
ここまでは、チョコのトレンドについて伺ってきましたが、一方、チョコ以外で今年バレンタインギフトに「ある特徴がみられるんです」という話もあるんです。お菓子メーカーのスナックミー地曵美乃里さんのお話です。
★バレンタインに「プロテイン」?
- スナックミー 地曵美乃里さん
- 「スナックミーでは、20代から40代の男性300人を対象に、2019年のバレンタイギフトにまつわる調査を行いました。その中で5人に1人の割合でチョコレート以外のプレゼントを希望しておりました。例えば、お酒のおつまみになるものだったり、あとプロテインだったり、サプリメントという声もありました。特に調査結果の中で毎日、運動されている方は8割が、プロテインをバレンタインに貰ったら嬉しいという男性がいて、徐々に時代がうつりかわっているのかなぁという事を思いました。」
男性にネット調査を行ったところ、バレンタインに貰うギフトは「チョコ以外がいい」と「どちらかというとチョコ以外がいい」を回答した割合がおよそ21%いたそうで、その理由は「飽きる」「量が多い」「健康に気を使っているから」だそう。そんな昨今の健康志向からか、プロテインという声もあったというので驚きますが・・・・チョコにかわるバレンタイギフト、街で聞くとみなさん色々と渡したり貰ったりしていました!
★バレンタインに「まくら」と「さしみ」!
- ●「中学の時に不眠症気味だったんですよ、そしたら彼女が気にしてまくらをくれたことがありましたね。ちょっと重くない?と自分自身の中で思っちゃって、ちょっとひきましたけど、でも考えてくれてありがとうという気持ちはありました。ま、色々あって別れましたけど、良かったなって思ってます。」
- ●「付き合っている人に揚げ物をあげました。サーターアンダギーみたいな揚げ物を揚げて、それにチョコをつけて、たこやきみたいな。オーブンが壊れてるから揚げ物で、みたいな。中学2年。引き出しに忍ばせてたんで、反応はみてないけどおいしかったとは言ってくれた。」
- ●「甘い物が嫌いだったので、お刺身がすごい大好きだったので、お刺身をあげました。近くのスーパーでいつもより大きい2000円位のやつをあげました。すごい喜んでました。」
- ●「ミートパイとかプラス、チョコのものとか両方、甘い物としょっぱい物を一緒にあげたりしてました。男の人って甘い物そんなに食べてくれないんですよね。目の前では食べてくれるんですけど、結局は全部食べきってくれないんですよね、その場で。なので、そっちよりしょっぱい物の方がなくなりが早いなみたいな感じですね。」
まくらを貰って気持ちが重かったという男性もいましたが、女性は甘いチョコより、しょっぱい物をあげた方が食べてくれるという声も多かったです。チョコも第4まで登場して多様化している一方で、あげるものも多様化しているんですね。