受験シーズンまっただ中ですが、受験生を応援するお菓子が各社から出ていて、今年は初の試みというものも色々あるようなのです。1月30日TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」(月~金、6:30~8:30)の「現場にアタック」で取材報告しました。
まずは、お口の中をリフレッシュしたい時に食べる人も多いタブレットのお菓子「ミンティア」です。ミンティアはどんな受験生応援商品をだしているのか。アサヒグループ食品の柴田玲佳さんに聞きました。
★ミンティアは「WINTIA」
- アサヒグループ食品 柴田玲佳さん
- 「アサヒグループ食品からWINTIAという商品を発売させていただいているんですけど、こちらの商品は、シュガーレスタブレットのMINTIAのブランドから発売した受験生を応援するパッケージの限定商品となってます。MINTIAという商品のMの文字のロゴを上下ひっくり返す事でWINTIAというロゴにしまして、受験生を応援するメッセージを込めた商品になっています。WINTIAという商品名は過去に少しパッケージに小さく載せる事はありましたけれども、メインのロゴをかえるというのは初めてなんです。大きく商品名の所をかえる事でより受験生の方にWIN勝つというメッセージがしっかりと伝わると思ったのでかえさせていただきました。MITIAという商品はリフレッシュとか気分転換といった時にぴったりな商品なので、受験生勉強のお供に使っていただけるような商品でもありますので、受験生の方に食べていただくのにぴったりかなと考えております。
」
ミンティアでは、14年前の2006年から受験生応援企画をやっていて、その頃からパッケージに小さくウィンティアと書いたことはあったそうですが、メインのロゴをウィンにかえたのは今回が初。14年受験生応援商品をやってきて初の試みですから、力もメッセージも強めでした。今回のウィンティアは、4種類の味がでていて期間限定。勉強の合間の気分転換にもと話してました。
★スニッカーズ「スニッ勝つ」
続いてはあのチョコレート菓子「スニッカーズ」です。スニッカーズの受験生応援商品はどんな物か。マースジャパンリミテッドの小室達明さんのお話です。
- マースジャパンリミテッド 小室達明さん
- 「お腹がすいた受験生を応援すべく、スニッカーズからスニッ勝つという商品、スニッ勝つの勝つは漢字の勝つですね、という商品が現在発売中です。受験では皆さん勝ち負けの世界に最終的になってくるというなかで、勝つという言葉が受験生の中では、このシーズン特に、皆さんゲン担ぎとして探しているというなかで、スニッ勝つとダジャレ的な形でかけてます。うちのスニッ勝つは単なるダジャレ商品だけではなく、お腹がすいた時に勉強中にでも、受験生の方が気軽に栄養補給できるというところが商品としての魅力になっております。昔からスニッカーズ受験シーズンに売上げが上がっていたのですが、結構、受験勉強の時にちょうど良いって声があった。その声、ゲン担ぎ、小腹がすいた時って事で商品化しました。」
スニッカーズ史上初めての受験生応援を前に出したその名もスニッ勝つを販売中。勝つが漢字です。そもそもスニッカーズは、ぎっしり詰まったピーナッツ、キャラメル、ヌガーをチョコレートでコーティングしているお菓子ですから、結構小腹を満たすので受験シーズンに売れ、好評だったそう。そんな背景もあるのに、逆にいえば、いままでは受験生向けにはうたってこなかっったわけですが、、そこを今年はいよいよ受験生応援パッケージにして初めて売りだしたという事なんです。
一方、受験生に人気のチョコレート菓子といえば、昔から有名なのが「キットカット」。このキットカットも今年、実は初めてのある試みをしているそうです。ネスレ日本の竹内雄二さんのお話です。
★定番キットカットは・・
- ネスレ日本 竹内雄二さん
- 「ネスレ日本のキットカットでは、今年度はYahoo様と東京メトロ様と協力いただいて、ひとつは受験会場の正門まで迷わずにガイドするサクラサクルートナビというサービスを10月1日から3月末まで提供してます。で、東京メトロさんとは受験会場まで案内する看板を一緒に出したり、あとは企画商品を立案して販売したりとかということもしました。もうキットカットの受験生応援キャンペーンというのはすごい長い歴史がありまして、2003年からスタートしています。元々のスタートは九州のスーパーでなぜか受験の時にキットカットが売れるというお話があって、そのスーパーの担当の方になぜこんな売れるかお聞きしに行った時に受験生の親御さんがキットカットって「きっと勝っとう」って九州弁、福岡弁に近いという事でゲン担ぎで買うというお声を聞くことができて、もともとは九州のお客様がつくられた消費行動なので、私達がそれにのっかってどんどんきっと勝つみたいな事を言うのではなく、私達は縁の下の力持ちというか受験生を応援するという立場に徹してやろうと決めています。」
キットカットは、2003年から受験生応援企画をしてて、商品を使った異業種とのコラボも行い、今年度は初めてヤフーと協力して受験生のルート案内企画などもしているそうです。この他にもキットカットは例えば当初から地方からきた受験生がホテルに泊まって試験に行く時にホテルからチェックアウトの際にゲン担ぎのキットカットを渡してもらう取組みもしているそうです。
★受験生や消費者の声
こうした受験生を応援するゲン担ぎお菓子。実際に受験生をはじめ消費者のみなさんはお菓子などのゲン担ぎしているのでしょうか。
- ●「高校受験です。キットカット担任の先生から頂いた。周りの応援を実感できて気持ち高まる。」
- ●「高校受験です。キットカット親から貰った。あとリプトンの紙パックの後ろのメッセージのところにがんばれって妹から貰って、普通に嬉しい頑張ろうみたいな。」
- ●「子供や孫に必勝どら焼きみたいなのあげてる。西武で売ってて中学受験の孫に。自分は別に。」
- ●「自分から買おうとか思いません。信じてない。それするより勉強した方が良い。意味ない。」
最後の方のようにゲン担ぎ自体を信じてないのでそういうお菓子は買わないという人もいましたが、親や塾の先生からゲン担ぎのお菓子を貰ったという人も多かったです。