新年度は、何かとお酒を飲むことも多い時期ですが・・・できるだけお金をかけず「安く」「節約したい」という人は、多いと思います。そんな方に是非聞いて頂きたい、新しい「節約飲み」サービスが始まりました。5月31日TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」(月~金、6:30~8:30)の「現場にアタック」で取材報告しました。
まずは、「ハイリーファイブカフェ」の店長=長谷川安曇さんのお話です。
★漫画喫茶でアルコールの飲み放題
- ハイリーファイブカフェ 長谷川安曇さん
- 「ハイリーファイブカフェ池袋店は、大人の方がくつろげる空間を提供することをコンセプトにした今までにないマンガ喫茶です。たくさんあるが・・・オートロックだったり、カラオケだったり、フードも、簡単な調理ではなく、ちゃんと調理しているキッチンから提供したり、当店の面白いところは、アルコールの飲み放題があること。18歳未満は入店できませんが、大人の方にアルコールを好きなだけ飲んで頂ける、飲み放題制のアルコールバーを作ってます。」
ハイリーファイブカフェは「池袋駅」と「渋谷駅」の近くに2ヶ所あります。システムは、事前に会員登録をした後は、1時間500円、この料金で、普通の漫画喫茶と同じように漫画、ソフトドリンク、パソコンし放題などのサービスは当然なんですが・・・
部屋はオートロックで「5・1ch」サラウンドシステム搭載のシアタールームではDVD鑑賞カラオケルームなど部屋も選べる上に、料金をプラスするとお酒が飲み放題になります!お酒も生ビールや焼酎、ハイボール、カクテルなど豊富!
料金は時間で細かく分かれているんですが、例えば、平日9時間パックで1500円。飲み放題は1時間1000円からあります。さらにこの漫画喫茶、なんでも無料で持ち込みOKなのでお客次第で、さらに節約可能。一体どんな人が使っているのか、調べてみると、利用者はこんな方々でした。
★利用者は、漫画喫茶では意外にも、ほとんど女子!
- ●「すごいきれいで、びっくり。漫画喫茶いいなと思った。映画観たり、DVD観たり、家よりも音響が良くて。友達と二人で入れるし、個室で話しながら飲むのとか楽しい。コスパもいいし、他の人に聞かれることもないからわちゃわちゃできるし、いいと思います。」
- ●「家みたいに、だらだらしながら漫画読みながらお酒を飲めるという姿を誰にも見られないでとか・・・友達と二人だったら、実家暮らし同士だとそういうことができないので、楽しいと思います。」
- ●「きれいで安いし、セキュリティしっかりしていて来やすい。普通だったら、一次会は居酒屋、二次会カラオケ、三次会また居酒屋で、飲んで終わるとたくさんお金使うし、お店探すの大変だけど、ここはプライベートな空間で飲んで、カラオケ、オールしやすい、気にせず思う存分飲める。」
最近、女性は「外で飲むより部屋飲み」という方が多いんですが・・・なかなか実家や、自分の部屋は掃除しないとだめだから呼びたくない・・・ここなら内装もきれい、持ち込めるし個室だから気軽にお部屋感覚・・・しかも二次会・三次会要素が揃うコストパフォーマンスの良さが女子ウケしているそうです。
★究極の居酒屋ガツン
一つ目の「節約飲み」は漫画喫茶でしたが・・・次はさらに究極の居酒屋です。居酒屋ガツンの店長=寺本昌司さんのお話です。
- 居酒屋ガツン 寺本昌司さん
- 「300円で、自由にお酒とかドリンク類が持ち込めて、お酒を置いていってもいい。そして、持ち込まれてない方も。300円で、おすそ分けされてる=置いていってもらっているお酒を自由に楽しめるというサービスです。持ち込みされてる方は、氷とかお水、炭酸水、グラスは無料で出してます。一般的な飲食店はドリンクを作るスタッフさんがいるんですが、ガツンのモデルはお酒を持ち込んで頂いているのでお客さんが自由にお酒を作る。だからドリンクを作るスタッフがいないから人件費が抑えられると。」
このありそうでなかったスタイル、考えた店長はなんと32歳の若手。お酒は持ち込みでお客が作るから、スタッフが必要ない。寺本さん一人!また、先ほどの漫画喫茶と違って、このお店は足立区の「五反野駅」から徒歩10分と、少し離れた立地で、内装も何もしてないなどコスト徹底追及もちろん、「料理」など居酒屋メニューはきちんとありますが、どれも安いです。
ポイントは、安さだけではなく、おすそ分け精神で人同士が近寄れる環境。「これ、オススメだから飲んで」みたいなコミュニケーションが生まれるのもここならではの魅力。ではこちらはどんな人が利用してるのか、利用者と知っている人に聞きました。
★利用者はとにかく安く飲みたい男性が多い
- ●「あんまりお金がかかんなくていい。人のを飲めるっていうのもいい。自分じゃ全然挑戦できないんで、普段、どこいっても、高かったりとか飲めないお酒もいっぱいあるので誰かが置いていったものを飲んじゃう。」
- ●「居心地は良かったです。5時から3時間もいました。ちょっとほろ酔いで・・・全部含めて2000円。安かった。持ち込みました。地元の地酒を。人に分けたいのと、他の人と話したい。飲み終わったものを持って帰るのは重いから置いて帰れるのはいい、他の人においしく飲んでもらえるのもいい。」
- ●「めちゃくちゃいい。普通、居酒屋は、1回行くと5000円はかかる。そこをおさえるのは考えてます。だって、300円で飲み放題ってすごいありえなくないですか! ペットボトル2本分でお酒飲み放題は破格!」
もちろん女性客もいましたが、こちらは圧倒的に男性客が多かったです。女性には「人目を気にしない、完全個室の部屋飲みスタイル」がウケて、一方、男性には「安くて人同士がオープンな居酒屋スタイル」がウケる。手法は全く正反対ですが、共通するのは世の中まだまだ「節約志向」!