紳士服のAOKIが今週、銀座本店内にオーダースーツ専用売り場を初めて設置しました。今、20代~30代のビジネスマンのオーダースーツ需要が高まっているそうです。きっと男性はオーダースーツ、憧れますよね。「このスーツ、あつらえたんだよ」ってカッコイイですものね!そこで・・・。
「森本毅郎・スタンバイ!」(TBSラジオ、月~金、6:30-8:30)7時35分からは素朴な疑問、気になる現場にせまるコーナー「現場にアタック」!!本日10月28日(金)はレポーター近堂かおりが『オーダースーツ』をテーマに街でお話を伺いました!
![現場にアタック(近堂かおり)](http://static.tbsradio.jp/wp-content/uploads/2016/03/sump_kondokaori-150x150.jpg)
現場にアタックレポーターの近堂かおり
金曜日恒例のサラリーマンの声。「オーダースーツを持っていますか?」
★オーダースーツ派です!
- 「これそうですね。9着10着ある。(初めてのオーダー)濃紺だと思う。15・6年前、20代後半か30歳になりたてのころ。店員さんの言葉が理解できなかったです。例えば、形をどうするか、ブリティッシュにしますか?とか、よく分からないままに買った覚えがあります。やっぱり既製品と比べると体にもマッチしてるし良かった。今もポケットの形とか、既製品ではないような形で作ってもらってる(右身ごろにポケット二つ)。珍しいかなと思って。今日もこれからそこに行く、冬物のスーツを一着あつらえようかと思って。」
オーダースーツ派のお父さん。ずっと季節ごとにあつらえていらっしゃいます。ポケットが二つのこだわりデザイン、オシャレでした。
★やむを得ずオーダーです!
- 「イージーオーダーです。やむを得ず、必要に迫られて。ズボンの太ももが合わないので、オーダーの時も太ももとお尻をちゃんと測ってくださいってお願いしないとカッコ悪くなっちゃうんで。太ももが太くてウエストで絞らなくちゃいけないからタックをたくさん付けなくちゃいけない。普通のノータックだと、太ももに合わせると腰がブカブカになっちゃう。タックはね、これもそうだけど2本付けてます必ず。これ以上は付けられないっていうし、あんまりタック付けちゃうとカジュアルになっちゃうらしいんで、そこら辺はあんまり分からないんですけど、とりあえず寸法取ってくれる人にお任せしている。」
既製品が合わない人は必要に迫られてオーダースーツになりますね。このお父さんはいわゆるイージーオーダーですが、それでも、カッコよく見えるようにこだわっていました。ズボンがダボっとしたらカッコ悪いですし、ピチピチでも動きづらいでしょうし、色々と大変ですね。
★奥さんというハードルが・・・
- 「作ろうとしたことがあるけど作ってない。まず既製品で充分、ちょっと高い。あと欲しい色があんまりない。実際に奥さんにあんまりイイ色がないよ、若々しく見えないよ、オジサンに見えるよって言われてやめた。自分は作ろうとしたんですけど。別に男なんて紺か黒か茶色か灰色しか着ないんですけど奥さんの好みの色がない。結構、コーディネートされているので奥さんに。自分ではあんまり服を選ばない、あんまりポリシーがない。買うとコロンボみたいになっちゃうからやめてって言われる。(コロンボ渋い!)渋いでしょ。だからコロンボ目指してたんだけど、顔がコロンボじゃないから恰好だけコロンボでも、あれはあくまでピーター・フォークだからああいう恰好でOKだけど、やっぱり着る人を選ぶんですよ服装はね。」
奥さんというハードルを越えなければならないのです!(このハードルは高そうですね~)ご本人は欲しかったのですが結局、奥様のアドバイスに従いました。若々しく見えないというのは、イメージとしては分かる気もします。スーツをあつらえるというと、なんとなく、古き良き時代の格式高いイメージがあるので。本当は生地も色も、選びきれないほどたくさんある、と聞きますから、女性から見たイメージなのでしょうね。
★オンリーワンのスーツ!憧れるな~!
- 「作りたいと思ってるけど作ったことはない。オーダーメイドのシャツならある。パーティーに出るのに襟が立ったタイプの、あれが着たくて。それとダブルカフスをやりたくて作りました。本当はスーツを作りたかったけどそこまでちょっと手が伸びずに、気持ちも伸びずに。だから今もオーダーのスーツを作りたいからチラシとか見てますけどそんなに目が飛び出るほど高いってわけではない。イージーオーダーっていうベースの形が決まっててっていうのは、入門者には取っつきやすいんだろうけど、逆にこの形しかないって言われたら、やっぱり自分のオリジナルが欲しい。そうすると自分も研究して勉強したりしますよね。ヨーロピアンの形はこう、イギリスの形はこう、アメリカンはこうなんだ!とか楽しいと思う、考えるだけでも。オンリーワンっていうのはやっぱり良い響きでしょ。ナンバーワンでないけど。」
オンリーワン、確かに良い響き!!全て自分の思い通りの、理想のスーツを想像したら・・・これはオンリーワンだしナンバーワンですね!一生に一度でいいから作りたい、これは男のロマン、なのでしょうね!
(取材・レポート:近堂かおり)
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