12月も3分の1が過ぎてしまいましたが、この時期、忘年会で忙しいサラリーマンも、今年は9割近い企業が忘年会をしない、というアンケート結果があります。一方、12月のサラリーマンの恒例行事といえば、年末の「ご挨拶まわり」。こちらはどうなっているのか?そこで・・・。
「森本毅郎・スタンバイ!」(TBSラジオ、月~金、6:30-8:30)7時30分過ぎからは素朴な疑問、気になる現場にせまるコーナー「現場にアタック」、12月11日(金)は、金曜日恒例サラリーマンの声。『今年の年末、ご挨拶まわりに行きますか?』十段階で評価して頂きました。
★年末の挨拶回りは行きますか?
- ●「基本はやっていないです。いつもはやっていますよ。今回はお客さんがもう来なくていいっていうお客さんが多いのでほぼやっていないです。年始もたぶん、そうなる。」
- ●「自粛していますね。会社から。なるべく行くな。向こうが来てっていうのなら行く。何件かはありますね。」
- ●「お客様によって、控えて下さいっていうところはやっぱり行かないですし、結構、会社に人が来てるお客様のところには挨拶まわりにいく、お客様によりけり。」
- ●「カレンダー持って回るくらいですけど。事前に来ないでくれっていうところはあるんで、そうじゃないところには普通通り、カレンダーだけ持って行ってる。置いておいてくれればそれでいいよって方と、会わないケースもあります。」
- ●「やってないですね。もう止めておきましょうという風に年末年始は、会社で。他もやらないところが多いみたいなんで特になにも。習慣にはなってましたけど、これ機会になくなってもいいのかなって気がしないでもないですけどね。」
年末のご挨拶まわりも控えている感じですね。「今年は来なくていいよ」というお客様が多いし、会社からもなるべく行かないようにしましょう、と指示が出ているようです。これを機会に、ご挨拶まわりがなくなってもいいという方もいらっしゃいましたね。サラリーマンにとっては一年を締めくくる、大事な行事の一つかな、と思ってましたけどね。
★変わる師走の風景、どう映ってる?
今年は挨拶まわりをやらない、忘年会もない、だいぶ、師走の風景が変わっていますよね。そこで、どんな風に映っているのか?聞いてみました。
- ●「体に優しい12月。飲み会が減ったので、普段多い時は12月1月で40件とかあった。忘年会新年会、それから比べると。財布にも優しいかもしれないですね。」
- ●「12月には見えないですよね。普通の月、師走には見えないような感じ。なんですかね、やっぱり色んな制限があるからじゃないですかね。外に行くなとか飲みに忘年会なしとか。」
- ●「つまらない。色々制限されちゃってるし、仕事場と家の往復になっちゃうんで。そういう制限がかかっているのにやるのも、やってるこっちも気持ちが悪いし、どうしても抑えちゃうのがあるんで。」
- ●「12月でない12月。いつもの12月は飲んで歌って踊って(今年は)なし!今年一年間があっという間に過ぎちゃったよね。どういう一年だった、何もない一年だったな、そんな感じかな。」
12月っぽくない、普通の月みたい、わかります!!確かに、忘年会がない分、体には優しいかもしれない、だけど、つまらないですよ!12月らしいこと、師走らしい作業がちょっと制限されると、やっぱり色褪せて見えてしまうんですね。
★静かな師走・・・って変ですね
2020年が終わる感じもしないですし、年越しの雰囲気も感じられないですね。最後にこういう声がありました。
- ●「静かって感じですね。皆さん、はしゃいだりというか、外食自粛したりというか、そういう感じだから静かじゃないですか。あまりワイワイガヤガヤしてないという感じ。今日なんか普通だったら忘年会シーズン、でも少ないのかなって思ったり。」
- ●「静かな12月じゃないですか、なんか。いや、結局、忘年会も控えなさい、やってません、ですし、挨拶まわりなんかも減りますし、例年に比べれば全然静かな師走っていうことじゃないですかね。変ですよね、師走っていうのはそもそも静かって意味じゃないんで、逆ですから。」
静かな師走。あれもしないと、これもしないと、たくさんやることがあって大忙しなのが師走。それが「静か」だなんて・・・今年限りにしてほしいですよね。しかしながら、「静か」ということは、裏を返せば、忙しく走り回っていない証拠。つまり、皆さん、ジッと我慢を続けているわけです。それはコロナ禍において良い行いですから、今年は静かな師走で我慢しましょう。
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近堂かおりが「現場にアタック」でリポートしました。